約 188,950 件
https://w.atwiki.jp/ccopedia2/pages/66.html
めけーも! 志々雄真実(ししおまこと、CCO)は、ニコニコ動画の動画「るろうに剣心・検証」シリーズに登場する架空の人物。 本作のボスキャラにして愛すべき芸人。 顔文字 状況に応じて変わる。 デフォルト (`゚益゚) (w゚言゚) 実用化されているもの (`^益^) ハハー♪ ( ´_ゝ`) ふーん ( ^ω^) ぬっふっふ~ ( Θ_Θ) ガチャピン☆ジャブ ( ;∀;) 人物像 全身に包帯を巻いている。 この包帯にはCCOの経営する企業「上野パラミーン」の最新鋭の技術と莫大な資金が注ぎ込まれており、非常に耐火性に優れた物。 包帯より先に人体が燃えるぐらいだ。 また、包帯の色もCCOの気分で白、灰色、茶色等々自在に変化する。残念ながら非売品。 尚、左之助曰く「モノは、デフォルトで長い」らしい。 昔は、陳腐なイグアナの絵(下手くそだったらしい)がプリントされたトランクスを穿いていたが、どういうわけかヘドのような臭いが染み付いてしまった。 (ロクに洗いもせず穿き回したとしても、流石に反吐の臭いはつかないはずだが…) ブリーフは穿くとアレルギーのような症状を起こして噎せるぐらいに嫌いなので、今ではやむを得ずノーパン。 ふんどし?ボクサー?何それ美味いの?(*1) 実は正体は最近ニコニコ動画を騒がせている某蜘蛛男。その正体はキワミだけが知っている。 基本的に自己中心的で傲慢。食にうるさく自分の食の好みを他人、特に左之助に押し付けるきらいがある。 然し、AOCの事をド忘れするなど天然な所もある為、彼自身に悪意は無いのかもしれない。 傲慢だが部下には優しく、部下のミスを「ノープロブレム、大丈夫イケる」と許す。ただ入浴中で機嫌が良かっただけかもしれないが。 生まれは関西地方らしく、時々関西弁(大阪弁?)がこぼれる事がある。 自分の住む京都、ひいては関西やお笑いの精神をこよなく愛しており、どんな時でも他人への思いやりと笑いの心を忘れない。 このためよくボケをかます斎藤やAOCにツッコミを入れずにはいられない。 第440回CCOグランプリにて、愛車 「MEKE-MO」が爆発炎上する大クラッシュが起きた際、 自身の体に炎が引火しているにも関わらずムスカの物真似をやり続けた。 また、左之助の屁に炎が引火して焼死する間際にも「オナラで(死んで)ごめん!」と、 格好悪い死に方でニコニコ視聴者をガッカリさせてしまう事を謝罪している。 かなりの笑い上戸で戦闘中でもすぐに笑ってしまう。秘剣を繰出す瞬間等、何故か場違い的に笑う癖がある。一度笑いすぎて呼吸困難になったことがある。 しかしながら、某Mのハンバーガー屋の略称は「マック」派である様子。 最近愛した人はNEETらしい。歩美の事だと思われる。 わざわざ十本刀に迎えるほどえーりんが好き。えーりんが陰茎早漏(!?)だと言っていることから、既に肉体関係はあると思われる。 ただ内心では張がやられて十本刀をチョンボになってしまった事を嘆いてはいるようだ。 こんな人間だが環境問題に熱心で、主にゴミ分別の啓発活動をしている。 斎藤は可燃ゴミ(=邪魔な存在)として処理し、斎藤の刀は不燃物として分別した。 決戦の場面で「1 vs 5にしてもまあいいっしょ。」と豪語する所から、「1 対 多人数」の戦いを得意とするようだ。 然し、決戦におけるCCOの敵は「キワミ、剣心、斎藤、AOC」の四名のみ。しかも、発言時にはAOCはすっかり忘れていたので実質三名。 どうやらCCOは、方治と由美が自分の事を内心嫌っているのを判っていて、あえて二人には気付かれないような言い回しでカウントしたのだと推測出来る。 余談だが、実写映画版では本当に1対多で剣心達を圧倒した。 こう見ると意外と頭脳派のように見えるが、なんと「1+2」の答えが分からない。計算は超ニガテのようだ。 さらに、怖いものなど無い様に見える彼だが、実はカナダが怖いと言っている。 「六本木用の手(手段)でグァムフライングした」のが原因のようだが、詳細は不明である。 また、想定外の出来事にはめっぽう弱く、斎藤やAOCの乱入、剣心の復活の際には「え゛っ!?」と大げさに驚いている。 ウィルコムの携帯を使用しているらしい。逆にswatchの時計を馬鹿にしている所がある。 自身の人気ランキングを人一倍気にするタイプ。 原作の人気投票で12位だったり13位だったりと知名度の割には非常に低い順位だったからか。 とはいっても1位じゃなきゃ嫌なわけではなく、8位に入って大喜びしている。とりあえず10位以内に入るのが目標の様だ。 一方で宗次郎が自分よりずっと人気が高いことについては納得しておらず、「宗次郎ファン嫌いよ!」と責任転嫁までしようとしている。 「すっげぇるろ剣ランキング」なる詳細不明の催しでは11位と残念ながら10位の壁を越えられず、「(自分の)キャラがやっぱいや~ん」と嘆いた。原作者をもって「悪の美学の集大成」と言わしめ、漫画史にも名を残すほどの名悪役だというのにお前は…。 ちなみに、「CCO」はかつて防衛庁に設置されていた特別の機関契約本部(現在の防衛省装備本部)と同じ名称。 詳しくは、ここを押せばおk! 趣味 好きなものは、テレビ、ゲーム、アニメ、ニコニコ動画、料理、野球やゴルフなどのスポーツ.etc 明治の人間なのに、現代のヲタっぽい嗜好を持つ。恐らく養子の歩美の影響を受けているのだろう。歩美については後述。 TVやニコニコ動画を観る事が大好きで、音量や明るさには人一倍気を遣っている。 その為、無駄に明る過ぎる左之助を気に入っていない。 が、これもCCO個人の好みの押しつけでしかなく、彼の利己的な性格が窺える。 好きなTV番組は「ためしてガッテン!」で、キワミにも紹介した(それに対し、キワミは「いいんでねぇの?」と回答) CCO曰く、BS放送でも2chは良い感じ、との事。因みに関西地区では2chはNHKである。ニュースや教育番組、時代劇が好きなのだろうか。 ニコニコについても、CCOはかなりのニコ厨で、お気に入りの動画が繋がらない時には「テラ重いんだ、クソが...」と斎藤に八つ当たりをする。 勿論プレミアム登録済みであり、一般会員であるキワミを見下しながらニコ生から追い出していた。 又、動画『百識の方治』に登場する「アンチのフタエノキワミ」がただの荒らしではなく、荒らしを装った職人である事を見抜き、その字幕操作技術に感服していた。 余談だが、中でもテニミュが大のお気に入りで実際に公演を見に行っていたらしく、『SAMURAI』の際にあまりにもCCOが騒いで邪魔をするため『CCOが騒ぐ』とH前氏に大声で名指しされたことがあった。 2ちゃんねるも最近始めたようだ。好きなAAはどうやらモララーらしく、好き過ぎて「モナー板」を「モララー2ちゃん板(いた)」と思いっきり間違えていた。 前述の通り関西をこよなく愛しているものの、野球に関しては話が別。 巨人厨を自称するほどの熱狂的な巨人ファンでアンチ阪神である。CCOに言わせると阪神は「不燃物」だという。 (昨今の環境問題を非常に気にかけているCCOにとって、不燃物とは「この世にあってはならない物」) 生粋のエヴァヲタとしても有名。 「EVAの新型で海行くのよ…」と斎藤に意味深な発言をしている。 これは旧劇場版の人類保管計画についてや、新劇場版のクライマックスシーンを思い切りネタバレしている。 と、言うよりも120年以上も後に公開される映画の内容を予見しているだけでも十分凄いのだが。 ちなみにEVAの新型とは不二のことである。 ファーストラヴはラムちゃん。近年のリメイクアニメで再び脚光を浴びたことに対して「多忙だわい」と気にかけたりしている。 同じくラムちゃんをリスペクトしているAOCとは意気投合…するかに見えたが、AOCの「ぺっちゃん娘(貧乳)萌え」という、巨乳なラムちゃんとは正反対のロリコン発言に「ロリやん!」と怒鳴り、暴力を振るってしまう。 然しCCOは直後「キャワイイ娘もいいよね」と発言しており、どうやらキャワイイ娘なら誰でもいいらしく、更にその後は剣心に「本音はロリだ」とまで告白している。実はロリ趣味を恥ずかしく思っているのかもしれない。 最近は窮地に陥るとたまらず名前を連呼してしまうほど「あかりちゃん」なる人物に心酔している模様。 「マクロスF」のランカも好きで、戦闘中に斎藤から「マクロス厨!」と罵られるほどである。 リリカルなのはのファンで、斎藤との戦いでリリカルCCOなる一発芸を見せる。 ただし、宗次郎に自然の摂理「弱肉強食」と並べて「かがみん最高!」と説いており、最推しは彼女の可能性が高い。 一方で、「古のホモ」とも自称しており、ブラコンを「良いぞ」と寛容な面も見せている。 好きなゲームはドンキーコングやドラクエ。 中でもドラクエが好きすぎるあまり、地獄では自ら魔王バラモス討伐の冒険を始めてしまった。詳しくは後述。 好きなプレイは「プレパラートプレイ」(下に解説あり)。 最近は「ウニすごいの」と言っていることから、ウニプレイにも目覚めてしまったようだ。 なお、昔からCCOをリスペクトしていた雷十太も、当まとめサイトでその存在を知ったプレパラートプレイに興味を持ち始めている。 料理も好きで、得意料理はチキンの丸焼き。方治の店から肉を買いその場で焼き、それを部下に食べさせるのが趣味。 しかし記憶の悪さから人数6人に対しチキン2つしか買って来なかったり、鶏肉と豚足とを間違えたりしている。 しかもチキンの大半を切り落とした挙句、味付けもせずに自分の刀の焔霊で焼くだけなので、当然の如く不味いしなんとももったいない。 このようにあまりにも大雑把すぎるがため、続いて挑んだイカの輪切りには案の定失敗し、悔しかったのか剣心に八つ当たりした。 だがめげることなく最近はAOCに教えてもらったレシピにノリノリで挑戦しているようだ。 自称『ドエロのめっけーも』。性欲に関しては人一倍旺盛でエッチな性格。戦闘中にも関わらずエロ本を欲するほどである。 由美の胸を触って「やわらけえっす精霊」とご満悦だったり、「おっぱいの性格を比べたいんや」と変態発言をしたりとエロ親父的要素が窺える。 無毛への熱い拘りを見せており、斎藤に「チン毛要らへん!」と一喝したり、パイパンを「世の大原則」と説いている。 一方で詩歌をたしなむ風流人という側面も持ち合わせている。ペンネームは「ししを」で、即興で作る詩に定評がある。 代表作は『どこまで斎藤』。 好物 好きな食べ物は、日清のカップ麺(U.F.O.やカップヌードル)、ラーメン、アイナメ、重曹、剣心の肩など。 特に重曹を好んで食べている(飲んでいる?)為、味覚は異常と思われる(ちなみに重層を梅干しみたいな酸性の食べ物に混ぜると凄く甘くなります)。 最近、「キュウリにベーコンを挟むと良い」ことをググって知る。以降は好物の1つとなった。 ラーメンは「CCOラーメン」なるラーメン店を開くほどこだわりを持っている。特にスープの研究に余念がないようで、闘いの最中にも独り言をこぼしていた。 好きなビールはキリンの淡麗グリーンラベル。日常会話で「イイんだよ♪」とCMの真似をするほどのファン。 逆に嫌いな食べ物は、チョコをミルクに溶かしたもの。 チョコにミルクを入れようとしたキワミを「何考えとんねやぁぁぁぁぁぁ!!」と関西弁で怒鳴り散らしながら殴り飛ばす程。 作中での立場 宗次郎と出会った際に「ミスターK」と名乗っていたため、体を焼かれる直前まで死ね死ね団の団長をやっていたという説があるが定かではない。 その後十本刀を組織しNEETを撲滅すべく国盗りを実行に移す。ついでに伊藤誠を焼却しようと計画するが、その矢先1隻につき自分の財産の3/5もの金をつぎ込んで作った煉獄をキワミに5隻も破壊され、ガトチュ☆夢のローンから借金をする事になった。(株)上野パラミーンを立ち上げるが、依然として経済状況はあまり芳しくないようで、ccoと剣心の戦闘中にも関わらず取り立てに来た斎藤に「お金返して〜や」と言われ家のドアをぶち壊され、頭部にガトチュを食らうなど、不遇な人物。 以降は様々な商売に挑戦し、清掃事業(曰く「トイレの掃除するやつでメンテ」)を皮切りに『カビゴン二号』『強姦パウダー』『夕べのロース』『売れん蟹ーな』『CCOラーメン』など、極めて独自性とリスクの高い日用品の開発・販売を開始した。 特にゲーム事業に関してはかなり前向きであり、代表作は自称本格派RPG『†Secret Sword†』シリーズ。 第一作は良作で売れ行き好調だったが、第二作『Secret Sword Ⅱ』は余りにも出来が悪く、加えて粗悪な商法が目立った故に大炎上。さすがのCCOも「売れんかいな!」と嘆いた。 渾身の最新作『THE FINAL SECRET SWORD』では、ゲーム内容を一新しグラフィックやゲーム性で若干の進化を見せたが、 ゲーム性が低く、やはり売り上げは伸びず在庫が大量に余ってしまっている為、家具と抱き合わせで売りつけようとしている。 ソフトの販売のほかDL販売もしているのだが、ファイルの圧縮形式に何故か[.rar]を使いたがる。 ([.rar]は表向きには使われていなく当時は解凍ソフトも希少だったので、初回限定版をDL購入したは良いが、解凍出来なかったと言う事件があった。) しかもDL販売版の『THE FINAL SECRET SWORD』には、解凍が44.0%まで進むとエラーが発生して解凍が中止されるという致命的なバグまで存在する(S44-04-04調べにて)。 このような数々の不祥事が相次ぎ、遂には[.rar]戦争・俗に言う「War.rar(ウォー・ラー)」まで勃発する騒ぎとなった(首謀者はキワミ)。 「Wii稼働スイッチ」という詐欺まっしぐらな商品も取り扱っている。 なおこれに味を占めたのか、次世代機に世代交代するや否や「Switch稼働スイッチ」まで売り出してしまう始末。 インストラクターを5円(明治初期の世では大変な高額)で雇っていたり、ブラウン管を100円という途方もない大金で仕入れたりしている為、これも経営に更に負担を掛けていると考えられる。 最近ようやくAOCの無茶な注文「松屋の天ぷらのバラけてる身ーね味噌タラコサラダ『ヴィクトーリア』」(そのまま抜粋)を新メニューとして追加する気になったようで、 お取り寄せ運送の社長 剣心に「松屋の天ぷらのバラ」を取り寄せて買えるかどうかを問い合わせた。 そんな彼だが、最近京都の選挙に出馬するとの意向を示している。選挙用のポスターまで既に作っている。 選挙区のライバルは「フィーネン」という人物であり、「邪魔っす」などと言っている。 数々の悪行のため、死後、当然ながら地獄に堕ちる。 共に地獄に堕ちた由美、マダンテ使いの方治と共に、地獄の魔王バラモスを裁くため新たな戦いを始めた。 同時に地獄で閻魔大王相手の汲み取り社を建てる予定だそうだ。 強烈なボケをかますキャラの多い本作において、貴重なツッコミ役でもある。実際にはツッコミと言うよりは唯の天然回答が多いのだが... CCOの対人関係 剣心との関係 CCOは自社の商品(世間的には粗悪品)が売れなかったり、無限刃でイカの輪切りが出来なかったりしたことに苛立ち、剣心にしょっちゅう八つ当たりしている。 しかし剣心の「冷やしていたクッキー」をうっかり食べてしまったときは剣心の逆鱗に触れ、逆にボコボコにされてしまった。 どうも剣心に対しては、「嫌よ嫌よも好きのうち」のような気がする。 その証拠に、生チンを舐めたいと激白したり、一緒に鍋パーティーしたり、一緒に寝ると剣心を掴んで誘った事もあったが、剣心のシラけた様な無言の反応に精神的に耐え切れず、結局手を離してしまった。 (ちなみに剣心は左之助一直線である) 「働け罵倒祭」「ハリウッド行け罵倒祭」と言っていることから、少なからず剣心のニートっぷりにも心配しているようだ。 左之助との関係 一見すれば仲の悪い敵同士なのだが、実はお笑いの師弟関係を築いている。 ただ、CCOは自己中心的な性格の為、何か気に入らない事があるとすぐに左之助を殴る。 左之助はCCOの経営するソープランド「ノーパン☆ここ天国」の常連だったり、 上野パラミーンでカビゴン二号(CCOの好意で、左之助の嫁の名前をつけたらしい)も購入していたりする。CCOの店だからこそ信用しているのだろう。 煉獄で初めて顔を見た時「うん…イケ面いる♡」と喜んでいたことから、顔はかなり好みのようだ。 斎藤との関係 「ガトチュ☆夢のローン」から借金をしている。無論返済するつもりは無い。 一方的な恋愛感情を抱かれているようで、「あと一歩でSEX!」などと迫られているが、いずれも回避に成功。何気にCCOは作中で斎藤の要求を退けた数少ない人物でもある。 斎藤にとってはCCOを「サノをぶったギャル」として認識している。元祖ガングロギャルなのだろうか。 斎藤はCCOの経営するソープランド「ノーパン☆ここ天国」の従業員。だが漢字もろくに読めない斎藤をアホだのオチンコだの罵り、ついにCCOは斎藤にリストラを言い渡した。 そして、リストラ後もしつこく苦情を出す斎藤を「どの道ダサスwwwテラアホスwwwww」とバッサリ切り捨て、不燃物の刀だけを分別した後、可燃ゴミとして処理し、「ゴミの人生」と言い放った。 CCOほどではないが、斎藤も多方面へ企業を展開している(時計会社「SAITO」、FMガトツの「ガトチュ☆エロスタイム」等)為、商業的にはライバルの筈であるが、何故従業員だったのかは不明。 その後、自身の算数の家庭教師として再雇用してみたが、何故か勉強とは全く関係のないマクロスの話題で口論になってしまい、また凹んだペニスへの価値観の相違も相まって喧嘩別れしてしまった。 AOCとの関係 AOCとは「ミリヲタの社交場」で知り合った後、「ノンケのしりとり」で親しくなり、メキシコ料理店へタコスを肴に呑みに行く程であるという。 かなり座が盛り上がったらしく、タコスタイムを絶賛している。 よく料理も食べさせてもらっているらしく、低脂肪牛乳を生かした手料理を振舞ってくれたと語っている。 然し、ラムちゃんと萌えポイントに関する意見の相違から二人の仲に亀裂が走り、 最終的にAOCはゴリラ人間☆魔邪としてCCOと敵対する事になる。 方治との関係 CCOの腹心である。 だが名前を「ジョージ」と間違うなどぞんざいに扱っていたためか、内心では嫌われていたようで、 頻繁に「死ねよCCO」と陰口を叩かれ、CCOの死後は「馬鹿」「うんち将軍ブス」「おいCCOお前キリギリス」等と罵倒されてしまった。 由美との関係 体のお世話として痺れてしまいがちなペニス様を洗ってもらっている。 しかしその恩は何処へやら、名前を「歩美」と間違えたり「死ねっすよ」などと言い放ったりしている。 そのためか、「この際死んじゃいな、CCOウザいやん」「いつ死ぬのです?」等と恨みを買っている様子。 肝心な時に「CCOざまぁwww」「CCO吹いたーwww」等と妙に嬉しそうだったのもそのためだろう。 不二との関係 CCOの言う「エヴァの新型」とは不二の事。 つまりCCOは歩美と共に不二に乗って海に行こうとしていたのである。 アキラとの関係 今作未出演の「アキラ」と仲が良く、その仲はペンギンを貸し借りするまで深まっている。 下級兵との関係 CCOの方は部下に対して寛大だが、部下からは相当嫌われており、「CCOざまあwww」や「死ねよCCO」といつも馬鹿にされている。 アジト内の暑さ対策として、自ら率先して「炎天下はハミチ☆コしよう!」という政策を打ち出したり、扇風機を設置してあげたりしているが、誰にも賛成されないどころか猛反発されたり、夏になっても誰も使っとらんなどされている。よっぽど人望が無いようだ。 最近ブリーフでセーラーでリーゼント頭の姿を偵察兵に見られ「どうすんのCCO?」と心配されている。 歩美について 「歩美」と言う名の養子がいる。 CCOが歩美の事を幼い頃から溺愛しすぎたせいか、歩美は自立心が無くなって次第に腐女子のヲタクになっていった。 落ち度を感じているCCOはその存在を秘密にしていたが、斎藤だけが何故かその秘密を知っており、CCOの前で視聴者にばらしてしまった。(その際には「うおわぁぁぁぁぁぁん!!」と叫びながら斎藤に襲い掛かった) 失敗に終わったが、歩美はAOC(=ゴリラ人間☆魔邪)と共に親撃退機でCCOを破壊しようとしている。 然し、CCOの趣味であるTV観賞やニコニコ、エヴァ等は全て歩美と共に過ごした事で知りえた物であり、CCOにとって歩美は大切な存在と言えよう。 兄弟について 顔文字(候補)→(川`゚川 ゚ ) 実は「真実」と書いて「マサミ」と読む、同名の弟がいる。 彼の存在を知っているのは、CCOとその仲間以外では剣心だけ。 ハムが大嫌いで、彼にハム買おうものなら報復としてあんな風(フグ刺し)にしてしまう容赦ない性格をしており、 実は宗次郎に大久保卿の暗殺を命じたのは、CCO本人ではなく彼である。 が、剣心からはナメられており、「小エビ」と過小評価されている。 マサミの外見の特徴としてはCCOマコトに酷似しているが、異なる点は右目が赤く発光している、 包帯の量がCCOよりも多くポケモンのモンジャラのようであり、CCOマコトよりも人相が悪い点が挙げられる。 CCOの包帯は生まれつきのものではないのに弟まで包帯をしているのは謎である。兄の真似をした・兄と同じく火をかけられた・クローンなどの説がある。 CCOの武器 無限刃(むげんじん) のこぎりのような独特の形状をしている刀。剣心の逆刃刀・真打の兄弟刀でもある。 極めて細かい鋸目にこそぎとられた人間の脂を、摩擦を起こすことで発火させることができる。 CCOの特技 壱の秘剣「焔霊」系技 「シャナくせぇ」技だと思っているらしく、由美に「アニヲタだ!」と突っ込まれた。 ちなみに「ほむらだま」という名前は方治が住み込んでいる「焔玉橋駅」が由来。 ホモ裸球 無限刃から炎を出して、さらにホモの力で(横に)押し倒すCCOの技。 ただし一度鼻にホモ裸球をつまらせているので、完全に制御しているわけではないようだ。 「ホームラン球」という別名もあり、Secret swordシリーズ第一作のサブタイトルにもなっている。 タコスタイム 無限刃の炎でタコスを瞬時に料理する技。 対峙した相手は充満するタコス臭に動揺を隠しきれない。 また、鍋やトンカツなどでも応用が可能である。 ニラ 周囲にニラの匂いを充満させる。斎藤のガトチュ石鹸スタイルを打ち破るほど強烈な技。 放屁 放った屁に焔霊を引火させ、辺り一面にオナラの臭いを充満させる。 彼のその臭いは由美にも「異臭する…」と苦言を呈されるほど強烈であり、剣心と斎藤を戦わずして退場させることに成功した。 弐の秘剣「紅蓮腕」系技 自身の腕ごと爆破するという行為には流石に身の危険を感じるらしい。 売れんかいな 新作ゲーム「SECRET SWORD Ⅱ」や「夕べのロース」等、自社の品物が全く売れない悔しさを赤の他人(ほとんど剣心)にぶつける。 手甲の表に仕込まれているものをホモ裸球で引火し、爆発させて攻撃する。 ちなみに手甲に仕込むものは謎のバリエーションに富んでおり、ぺヤングのかやく、強姦パウダー、う○こ、酢飯、ドアラ、エリンギなどさまざまである。 プレパラートプレイ プレパラートを使ったプレイをする技。基本的には「売れんかいな!」と同じ動作。 どうやらプレパラートの上を使う為、剣心に「プレパラートの上に何があるのでござるか」と質問されていたりする。 Hole In One CCOはゴルフも得意であった。 相手をゴルフボールに見立てて一発で仕留める。 本☆人☆乙 相手の自演を見破る技。 劇中では「ID penguin」こと剣心の自演を見破った。 売れん蟹ーな! Secret swordシリーズや夕べのロースが売れなかったCCOは新商品として蟹を販売することにした。 この技はそれを宣伝するために放ったものである。 Nice to meet you! 流石はCCO様、英語で挨拶ができる。 ごめんかいな 傍若無人に見えるCCO様だが謝罪もできる。えらい。 グリーンかいなぁ!? 紅蓮でござるよ… 終の秘剣「火産霊神」系技 火産霊神(=嗅ぐ土) 何故か爆笑しながら無限刃の根元から先っぽまでをダーッ!とやって全発火能力を開放するCCOの奥義。 その強力な力から「恐ろしき真の竿」と呼ばれて恐れられている。 劇中では不発に終わってしまった。 THE FINAL SECRET SWORD -家具付き- シリーズ最新作も売れなかったCCOはお得な家具付きで販売することにした。 この技はそれを宣伝するために放ったものである。 カガヅチ 火産霊神(かぐづち)とは似て非なる技。 グリズリーを仕留めるために考案された違法テクニックであるという。 おっくせんまんテクニック 自慢の「思い出はおっくせんまん!」を披露する。 しかし剣心からは「ゴムのが良いっす!」と言われてしまった。 その他 This is おチンコ 実態は貫手だが、その殺人的威力からかCCOが自ら独立技として命名した。 手をズブリと突き刺す様は正に男性器の名に相応しい。 更に傷口に塩を塗るが如く、手甲に仕込んだ強姦パウダーを塗布するのだ。 尿意ウェポン 貫手の一撃で相手を可燃ゴミと化す一撃必殺技。 梱包じゃあ! 対象がたとえ人間であろうと、瞬く間に梱包して出荷してしまう。 先述の尿意ウェポンと併せて、斎藤を可燃ゴミとして処理した。 ガチャピンジャブ ガチャピンという単語で場を和ませつつ、更にジャブと見せかけてボディブローを打つ卑怯なフェイント技。 ムックに「それはボディブローですぞー。」と突っ込まれる。 ちなみにCCOは巷で広まっている「ガチャピンはレア」という噂を疑っている。キワミによれば本当にそうらしい。 天使☆ファイヤー 天使のように優しくあばらの5~6本を折る。 ノッてるならジャンケンポン じゃんけんを仕掛けるフリをして、相手の腹にグーパンを見舞う卑怯極まりない技。 スターパンチ 初めてプレステを購入した際、何の脈絡も無くついでに左之助に対して繰り出した拳技。 パンチを相手に喰らわせた瞬間に星を瞬かせる、CCO版アンパンチのようなもの。 呪い 念を込めた拳を相手に叩き込み、CCO特有の呪いを掛ける。 この技を受けるとあまりの苦痛から全身が痙攣を起こしたり、バイキンマンに好かれたりする。 しかしCCO自身の声も呪われてしまったあたり、まだ不完全な技のようである。 かみつき 頭をつかんで肩に向かってかみつく超至近距離技。剣心のやる気を各段に下げる効果有。 本当は剣心の体を心配したCCOの唯一の検診技である。 ちなみに血糖値や体脂肪率、さらに骨密度まで測ることができる。 愛の横領シークレットソード 斎藤との戦闘中にその存在を仄めかした、新たなる秘剣。 フリスクを横領する技らしいが、残念ながら劇中で披露されることは無かった。 無限リモコン 「うるせぇよ」と思えば次元を越えて検証動画の音量下げたり、「やっぱ下げすぎた…」と思えば上げることもできる。 CCO台風 CCOの体温が血の凝固作用を凌駕した時、紅い蒸気は上昇気流を発生させ、台風を生み出す! これにより、CCOアジトが停電するなど、若干自分の首を絞める被害をもたらした。 背中チャージ 何らかのエネルギーを溜める技なのか?それとも器用に背中で体当たりするのか? この技名を宣言し、刀を手放す予備動作を取った直後に検証自体が終了してしまったため、その実態は未だ明らかにされていない。 物真似・口真似 何かとアニメ関連の物真似が多い。養子の歩美の影響だと思われる。 ・磯野波平 ——『フタエノキワミ、アッー』『悪即斬』南米スペイン語 「許せカツオ」「う~ん♪」 ・フグ田マスオ ——『フタエノキワミ、アッー』英語、『ヒテンミツルギスタイル』ポルトガル語 「びゃあ゛ぁ゛゛ぁ」「はぁ~♡」 ・旧ジャイアン ——『フタエノキワミ、アッー』ポルトガル語 「1 vs 5にしてもまあ良いっしょ...」 ・ドナルドダック ——『悪即斬』南米スペイン語 「グワッガア゙ア゙ア゙ア゙ァ゙ァ゙ァ゙ーーー!!!」 ・象さん ——『悪即斬』南米スペイン語 「ぱおぉ~~ん」 ・ムスカ大佐 ——『百識の方治』ポルトガル語 ・クレイジーハンド(スマブラ) ——『シークレットソードⅠ・Ⅱ』南米スペイン語 「ンフフフォハハハハハハハ...」 ・ダイノボット ——『ファイナルシークレットソード』英語 「ダーッ!!」 ・平泉成 ——『ヒテンミツルギスタイル』スペイン語 「はぁ〜! はっ…ぁぁぁぁぁぁ……ぁぁ…」 ・若本規夫 ——『フタエノキワミ左之フル』韓国語 「貸してくださ~い」 ・ウルトラマン ——『悪即斬』英語 「ヘアーーーーッ!!」 ・ピッコロ ——『フタエノキワミ、アッー』『悪即斬』韓国語 「ちゅああああああああああ!」 ・ぽろり ——『フタエノキワミNG集』 「レッツゴ~♪」(*2) ・にゃんちゅう ——『フタエノキワミ、アッー』『ヒテンミツルギスタイル』トルコ語 「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」「オバマァァァァァ!!」 ・ブロリー ——『めけーも』韓国語 「うわああああぁぁぁぁ!!」 ・キラ・ヤマト ——『めけーも』ギリシャ語 「ううっ!うぁああああ!!」 めけーも 「総集編」終盤、及び「天剣の宗次郎」のラストなどに流れるCCOの名言中の名言。 体温の異常上昇により悶え始めたスペインCCOが、これ見よがしに「めけーも!めっけーもぉ!!」と叫びまくるのである。 正しくは「Me quemo」で、直訳すれば「私は燃える」となる様だ。 この時キワミから「手遅れCCO、呪ってやんど」と面白がられてしまった。 めけーも!んも~めっけーも! めけーもを叫んでいた時に、「Mr.イケメンの〜!」や「Mr.山田さんの〜!」等を口走っていたことから、CCO以外にめけーもについて関連がある人物がいると思われる。 原作を知らず人体発火の理由が分からない人の為に、簡潔で分かり易い解説を書いてくれた有志がいる。それを紹介しておこう。 「説明しよう! CCOは全身火傷により汗をかけない身体のため、15分以上の戦闘は生命に関わるのだ!」(総集編より引用) 詳しくは、ここ(Wikipedia)を押せばおk!!! なんとAOCに対し「テラめけーも食ってるか?」と訊いていたことから、想像もつかないが本人的には食べることができるらしい。 主な名言 「めけーも!」(西) 『志々雄 対 剣心 終幕』等 / CCOを語る上で必須となる屈指の名ゼリフ。意味は↑の通り。もっとわかりやすく言えば「燃えてる!あちぃ!」なのかな? 「あああ、あかりちゃ~ん!! あかりちゃ~ん!! あかりちゃんあかりちゃんあかりちゃ~ん!!」(露) 『志々雄 対 剣心 終幕(ロシア版)』 / あかりちゃんは山ほど存在するが、こちらはToHeartのほうだと思われる。この後、由美がヤンデレ属性に目覚めたのは言うまでもない。 「ジャージ貸さねえ」(日) 『フタエノキワミ、アッー』 / シリーズの原点となる動画の第一声。いつまで経っても貸さない模様なので別の人に貸してもらおう。 「シャア!」(日) 『フタエノキワミ、アッー』等 / 日CCOが頻繁に使う掛声。赤い彗星のごとく。 「売れんかいな!」(英、西南米) 『フタエノキワミ、アッー』等 / 意地でも売ろうとする姿勢の商人CCO。やはり売れないものは売れないのである。南米スペインは言い方が多少抜けている。「売〜れんかいなぁ〜!?」 「強姦☆パウダー」(英) 『フタエノキワミ、アッー』等 / 英CCOの名ゼリフ。元の台詞は「call composure」。大悪党のCCOだからこそ言える台詞である。 MADでは特に「パウ」だけ切り取って使われている。 「許せカツオ」(西南米) 『フタエノキワミ、アッー』/ セリフだけでも面白いってのに、声まで波平そっくりだから困る。 「プレパラートプレイもOKやで、爆砕や!!」(葡) 『フタエノキワミ、アッー』 / 剣心にプレパラートプレイを仕掛けるが、プレイのあまりの激しさに剣心は耐え切れず最後は爆砕された。 「↑(うえ)」(葡) 『フタエノキワミ、アッー』等 / ポルトガルのCCOが頻繁に使う掛声。その後他の方向の掛声も生まれた。 「EVAの新型で海行くのよ…」(葡) 『フタエノキワミ、アッー』 / EVAは決戦兵器だけでなく不二である可能性も。そんな便利な物があるなら、もう少し有意義に使うべきなのに、CCOは何を考えていることやら…。何気に新劇場版最終作の予言になってしまっている。 「☆親撃退機☆」(葡) 『フタエノキワミ、アッー』 / 平成のNEETっ子たち専用。何故かポルトガル版のみここでCCOが喋る。後に、Sony版英語の影響であることが発覚した。 「OK、タコスタ~イム!」(葡南米) 『フタエノキワミ、アッー』 / CCOがタコスを作るようです。 「ひだまりスケッチ! 願い下げだ 月9『新築島』」(韓) 『フタエノキワミ、アッー(韓国版)』等 / ひだまりスケッチの放送を却下させ月9に『新築島』という謎ドラマを流すことを決意したCCO。 「本音はロリだッ!!!」(韓) 『フタエノキワミ、アッー(韓国版)』等 / AOCに『ロリやん!』と返していたが他人の事言えまい。まさか原作者がこんなことに… 「こちとら古のホモ!!」(台) 『フタエノキワミ、アッー(台湾版)』 / その後「チン毛いらへん」という爆弾発言をしたため、何か関連があるのかと思いきや「少女のほうが美味しい!!」とロリコン発言をする始末。 「もう売れんわい!!」(台) 『フタエノキワミ、アッー(台湾版)』 / 散々クソ商品ばかりを並べて「売れんかいな!!」と連呼していた彼だが、ついに売れないことに気づいたようだ。この部分は「Hole in one!!」の場合もあり安定していない。 「パズドラは麒麟出ねぇ!」(土) 『フタエノキワミ、アッー(トルコ版)』 / ソシャゲのガチャにハマる重課金者CCO。後に本人がそのゲームに出ることになるとは知る由もない。 「鍋パ~ティ~♪」(希) 『フタエノキワミ、アッー(ギリシャ版)』 / ギリシャ語をマスターしたCCOが鍋パーティーを開くようです。材料は「ヘチマ」「ストロー」そして「抜刀斎」。もしや… 「一緒に楽しく人妻たちと三島に住む!」(希) 『フタエノキワミ、アッー(ギリシャ版)』 / 古のホモだったり本音はロリだったりと忙しい男だが、今度は人妻好きに目覚めたらしい。三島とは恐らく静岡県三島市のこと。 「ヘチマを酢にPONG!!」(希) 『フタエノキワミ、アッー(ギリシャ版)』 / 鍋パーティーの真っ最中。発言した次の瞬間抜刀斎がBOMBしている。 「ぶぁ~↑ぶぁ~↓」(希) 『フタエノキワミ、アッー(ギリシャ版)』等 / テンションが高すぎるCCOの鳴き声。 「えっ、チンポ痺れた!なんとかせい!尿出ません!」(西) 『ヒテンミツルギスタイル』 / 「チンポ痺れ」最初の被害者。その後もいろんな人のチンポやインポが痺れる惨事に。 「よっこらS○X!!」(西) 『ヒテンミツルギスタイル』 / その後色んな奴が真似をし出したが、CCOが初である。 「生チン…生チンや…! 舐めたいよ…」(葡) 『ヒテンミツルギスタイル』 / 一体彼には何が見えていたというのか。方治と由美にはドン引きされてしまった。スペインもだが、何故か日本語では台詞のない部分でCCOが喋っている(これも後にSony版英語の影響であることが発覚する)。 「冬を待て...」(葡南米) 『ヒテンミツルギスタイル』 / 夏コミにいけないのなら冬を待てとのこと。 「キュウリにベーコン挟むのも良し…」(韓) 『ヒテンミツルギスタイル(韓国版)』等 / CCOが「ピッチャー曲がんよ」をググって見つけ出した通の食べ方。 「犯人は、節子〜!」(露) 『ヒテンミツルギスタイル(ロシア版)』 / アサキムの情報を信じての発言である。由美の大嫌いなネタバレである。 「前方に砂浜〜!」 (希) 『ヒテンミツルギスタイル(ギリシャ版)』 / 青春を謳歌するCCO。見た感じ後方に吹っ飛ばされてますが… 「売れん蟹ーな!」 (西南米) 『シークレットソードⅠ・Ⅱ』 / 紅蓮腕を言い間違えた時のセリフ。なのにそのままおkになってしまっている。 「もういいから…リストラなんです!」(西南米) 『悪・即・斬』 / 就職志願の野森さん(仮称)を不採用にさせたようだ。 「テラ重いんだクソが…」(葡) 『悪・即・斬』 / どんな状況にも使うことができる万能なフレーズ。CCOが最近のニコ動に対して言った。 「喋ろ…」(葡) 『悪・即・斬』 / 「悪即斬」を読めない斎藤に対しての発言。その後自分も喋らなかったようだ。 「ヘヘヘヘ…// エロすぎね、アミーゴ」(葡、葡南米) 『悪・即・斬』 / 「ノーパン☆ここ天国」に対しての発言。どエロのめっけーもな彼にとっても「ノーパン☆ここ天国」はエロすぎたようで、鼻血を垂らしてしまった。 「どの道ダサスwwwテラアホスwwwwww」(葡) 『悪・即・斬』 / 同じく「ノーパン☆ここ天国」に対しての発言。 「阪神?不純物ねそりゃあ…」(韓) 『悪・即・斬』等 / なんでや!阪神関係ないやろ! 「可燃ゴミィ~♪ 邪魔になるっちゅうねん!」(韓) 『悪・即・斬』等 / 巨人厨のCCOにとってライバル球団は可燃ゴミ呼ばわりである。なんでや!阪(ry 「ゴミの人生、斎藤」(葡南米) 『悪・即・斬』 / レスリングシリーズの空耳で思い出し笑いしてしまったガトチュに放ったエグい発言。 「重曹は美味しい!」(英) 『オニワバンスタイル』 / そもそも重曹は単独で食べるものではない。ちなみにここの空耳は「チューしようAOC」もあり、統一されていない。 「誰だお前!?」(葡) 『オニワバンスタイル』 / 実はCCOは痴呆気味であり、戦っている相手を突然忘れてしまう事がある。 「フッ、ファーストラブ…」(韓) 『オニワバンスタイル』 / AOCのラムちゃんリスペクト発言に対して、自分もラムちゃんが初恋の相手だったと告白。このまま意気投合するかに思われたが… 「ロリやん!」(韓) 『オニワバンスタイル』 / AOCのぺっちゃん娘萌え発言に激怒したときのセリフ。これが原因で2人の仲は決裂してしまう。 「お前よくぺっちゃん娘萌えっていうけども、キャワイイ娘もいいよね?」(韓) 『オニワバンスタイル』 / 結局CCOは巨乳だろうが貧乳だろうがキャワイイ娘なら何でもいいらしい。上記「ロリやんっ!」からの一連の流れは空耳なのに会話が成立しているため初見では爆笑必至。 「愛もある!」(港) 『オニワバンスタイル(8ヵ国版)』 / ありがたいお言葉。どういった「愛」なのかは知らないが、多分デレのCCO? 「奴はGガンダm(ry」(港) 『オニワバンスタイル(8ヵ国版)』 / 動画末端で発した台詞。川口真理子のガンダムタイプを見透しての発言だが、話し終わる前に終了。「休み時間に…」と聞こえる場合もある(しのもり学園)。 「日暮里☆」(露) 『オニワバンスタイル(ロシア版)』 / こちらも動画末端で発した。『新』日暮里ではないので注意。 「上野パラミーン☆」(西南米) 『フタエノキワミ左之助フルver』 / 検証シリーズにおける鍵となる舞台の一つ。今では『ドラゴンボール』や『BLACK CAT』の検証でも知られている大企業である。 「チョコにミルク…何考えとんねやぁぁぁっ!!」(韓) 『フタエノキワミ左之助フルver』 / 甘党を全否定するCCO。何考えとんねやぁぁぁは本当にそうとしか聞こえない。韓国語は発音が日本語と似てるのかも。 「↓(した)」(露) 『フタエノキワミ左之助フルver(ロシア版)』 / もちろん「↑」の対義語である。 「スターパンチしな☆」(露) 『フタエノキワミ左之助フルver(ロシア版)』 / CCOの新特技。相手を確定で混乱させる効果があるらしい。 ..rar!、ファーイ!、びゃあ゛ぁ゛゛ぁ(英) 『フタエノキワミ、アッー』等 / ドスの効いた汎用性の高い掛け声。MADでも頻繁に使われる。 「どエロのめっけーもでぇーす☆」(西南米) 『百識の方治』 / 煉獄の中で自己紹介。「めけーも」は持ちネタだったようだ。 「オナラで(死んで)ごめん!」(西) 『百識の方治』等 / CCOの引火原因がまさかのオナラ。呆気ない死に様である。 「漫才師だ…」(葡) 『志々雄一派』 / 漫才師AOC誕生の瞬間。 「イワン…愛して欲しいの」(葡南米) 『志々雄一派』 / 夷腕坊への告白。イワンは彼のこと。 「嵐!」(日) 『フタエノキワミ、アッー』逆再生等 / 「シャア」の逆再生、逆再生検証で頻繁に使う掛け声。遂にCCOも逝ってるミツルギスタイルを習得した模様。 「早く寝る!」(日)(英)(西南米) 『フタエノキワミ、アッー』逆再生 / 「売れんかいな」を逆再生したらこう聞こえる。 日本版では剣心を「一緒に」と、ベットに誘ったが剣心の無言の抵抗に耐え切れず手を離してしまった。 「ウホッ!ウホッ!」(英) 『フタエノキワミ、アッー』逆再生 / 「強姦☆パウダー」の逆再生、二重の阿部さんである。 「ムスカお仕置きし!」(英) 『フタエノキワミ、アッー』逆再生 / 「シークレットソードⅡ」の逆再生。早く寝なかったムスカを仕置きである。 「父さん許せねぇ」(西南米) 『フタエノキワミ、アッー』逆再生 / 「許せカツオ」を逆再生するとこうなる。なんと通常再生から攻守逆転した。 「クソー!ドラえもん!」(西南米) 『フタエノキワミ、アッー』逆再生 / 「昨夜のロース」の逆再生。剣心が早く寝ないためドラえもんに助けを求めた。 「そうだ、磯野」「はい」(西南米) 『フタエノキワミ、アッー』逆再生 / まさかの一人二役。斎藤の声優はいつの間にかCCOのとなった。 「いやーーすんませーんwww」(葡南米) 『フタエノキワミ、アッー』逆再生 / まさかの謝罪。「タコスタイム」の逆再生である。しかし、声からは誠意が全く感じ取れない。 「えぇっ、こんなラップ知らんねっ」(葡南米) 『フタエノキワミ、アッー』逆再生 / ラップに関して博識だと自覚していただけに、全く聞いたことの無いラップを突きつけられ驚いたようである。 「ワキガ、気になるがよ」(台) 『フタエノキワミ、アッー』逆再生 / 「モララー2ch板」の逆再生。攻撃しようと剣心を掴んだはいいが、彼のワキガの臭いに耐えられず手を放してしまった。
https://w.atwiki.jp/fro2018/pages/59.html
…………欠けた夢を、見ていた。 ―――人間五十年。下天の内を比ぶれば、夢幻の如くなり――― 美しく。華麗に。荘厳に。 女が舞う。それを一人の男が傍らで静かに見守る。 これで終わり、と謡うように。まだ終わらぬ、と嘆くように。 紅く。赤く。朱く。 血に染まる。炎が躍る。 肉を焦がし、骨を焼き、それでも飽き足らず炎はついに世界を侵す。 一面の炎。一面の炎。一面の炎。 そんな地獄のただ中でも女は笑う。 涼しげな顔をして血と炎の海の中で腰を落ち着け。 刃を抜き。 着物をはだけ。 その刃を自らに向けて。 ―――是非もなし――― 腹を十字に掻っ捌く。 それに少しだけ遅れて、男もおっとり刃を振るい。 女の首を一刀に刎ねる。 血の海と炎を海は勢いを増し、男と女だったものを呑み込む。 周り全てが赤に覆われるが、一筋の純白が舞い上がるように視界に飛び込む。 認識票、ドッグタグのようなそれが炎で焦げ、灰を纏い、血に染まり、その紋様に意味のある文字のようなものが浮かんだところで。 世界が変わる。時代が変わる。視点が変わる。 …………刹那の幻は終わりを告げて、現実へと浮上する。 地獄の炎に焼かれた男はかつて見た夢幻で口にした言葉を吐き出していた。 ―――閻魔相手に、地獄の国盗りだ――― 誰かの見た夢の中から。 人の生きる、現実という地獄に志々雄真実は帰還する。 「おや、お目覚めですか」 起きて志々雄の視界に真っ先に飛び込んだのは鎧兜を着込んだ髷の男だった。 背丈は150そこそこ、歳のころは老年に近い。 小柄な老人が時代錯誤な格好をしているなど呆けたようにしか見えないが、危険な匂いとどこかで見た風貌に気を緩めることができずにいた。 「包帯だらけだったのでとりあえず寝かせておきましたが、その火傷は拙にはどうしようもありません。戦場での傷くらいならいざ知らず、魔術師どころか薬師でもない、一介の武人の手には余ります。ご容赦を……とりあえずお水を一杯、いかがです?」 するり、と。 警戒するように睨む志々雄へと水の満たされた椀が差し出された。 それを見ると途端に渇きを自覚した。なにせ夢でも現でも先ほどまで炎にまかれていたのが最新の記憶だ。 奪い取るようにして飲み干し落ち着いてくると、次第に頭が晴れていく。 覚えるのは様々な疑問だ。まず聞くのは 「おい、俺の刀はどこだ」 無限刃が手元にない。 眠っていたのだから当然といえば当然だが、使い込んだ得物が自分以外の者の手にあるというのは志々雄にも多少苛立つものがあった。 ぎらついた眼で真っ先に凶器を求めるなど答えるとは思えないが、力づくで聞きだす・奪いかえすことも考えて問い詰めると 「こちらに。変わった刀をお持ちですな。血と脂の焦げたような匂いが染みついておられる」 と、背後に隠し持つようにしていた無限刃を手渡される。 抜いてみても振るってみても細工などされた様子はない。 「……で、誰だお前は。随分呆気なく刀渡すじゃあねえか」 全身に包帯を巻いた不審者をけが人と思って保護したのは百歩譲ってよしとしよう。 だが廃刀令も出て散切り頭も流行って久しいご時世に鎧まで着込んだ髷の男というのは、志々雄真実と比してなお不審者だ。 「クラス、バーサーカーのサーヴァント」 要領を得ない答えに志々雄の口からなんだそれは、と言葉が漏れかけるがすぐに噤んでしまう。 覚えのないはずの単語だが、どこで知ったのか脳裏に知識が突如として現れていたのだ。 聖杯戦争、英霊の召喚、使役、令呪、魔術……すなわち殺し合いの理が。 「志々雄殿。先ほど拙のはらわたまで犯すような感覚があり申した。おそらく拙が何者かもご覧になったはず」 夢の風景が志々雄の脳裏にフラッシュバックする。 血と炎でアカく染まった女の最期が。その首を撥ねた男……目の前に立つ熟練の武人が。 堂々たる死出の旅立ち、敦盛を舞ったのちに切腹と介錯。 どう見ても線の細い女だったなどというのは疑問だ。 しかしそんなものは些事であると切って捨てられる王気(オーラ)、魔性……あれは間違いなく織田信長その人であろう。 ならばその介錯をしたこの男はというと 「森蘭丸か?おまえ」 「蘭丸は二十歳前の若武者でござる。拙のような裏切者の老いぼれと一緒にしてほしくはありますまい」 男はそう答えると膝をつき、こうべを垂れて名乗りを上げた。 「惟任……いえ明智光秀、でございます。貴殿のサーヴァントとして召喚され申した。お見知りおきをば」 惟任光秀、もとい明智光秀。 日ノ本に産まれ育ち、その名を知らぬものがおろうか。 日本史上指折りの英傑を滅ぼした謀反人の名に、夢に見た本能寺の光景が自らの知識や想像と異なることに志々雄も僅か瞠目する。 「拙のことも我が殿信長様のこともご存知でおられるようで。安心いたしました。ならば上様の御首いただいた甲斐もあろうというもの」 その反応を見て老将・光秀の口元に笑みが浮かぶ。 よくぞ我が名を、我が君の名を時代を超えて存じ上げてくれた、と歓喜と誇らしさを交えて。 「……光秀、か。それじゃあ人斬りの大先輩よ、たしかあんたは信長の死体を見つけられなかったせいで随分と多くの味方にし損ねたはずだ。信長の首を撥ねたのがあんたならなぜだ?」 弱肉強食の理に従う志々雄に裏切り自体はさして疑問ではない。 だが天下を目指すならば信長の首を掲げるべきだったろう。。勝つために取るべき道筋をとることができない性質ならば、戦場での同道には適さない。部下に要らない。 ゆるりと無限刃を構えいつでも斬りかかれるようにするが 「さような剣で拙は、サーヴァントは斬れませぬ。害したくば左手のものをお使い自害をご命じあれ。焔のようなその三画の聖痕を令呪と呼びまする」 動じることなく、むしろ自らを殺す助言をして逆に志々雄の反応を待つ光秀。 志々雄が左手に僅かに意識を巡らせると、火傷とは違う熱のようなものを感じ令呪というものを知覚する。 誅する手段が如何様なものか……それが互いに共通の認識となったところで光秀は問いに答えた。 「上様の亡骸は見つからぬように拙が秘匿いたしました。拙の目的にはそれが必要だったのです」 「目的?」 「さよう……悟ってしまったのです。羽柴殿も、柴田殿も、丹羽殿も気づいておられぬ。徳川様はお察しだったやも知れませぬが。 上様には、天下はとれませぬ。あのお方はあまりに勝ちすぎ、方々に怨みを重ねすぎた。今川はともかくとしても、浅井に朝倉に武田、それに毛利に、なにより生臭とはいえ坊主ども。そして足利はもとより、朝廷内にも良く思わぬものは多い。 征夷大将軍となることはできたかもしれませぬ。しかし10年持たず、源が北条に取って代わられたように織田の時代は終わるでしょう」 慟哭。嗚咽。悲鳴。 静かに、しかし嘆きに満ちた言の葉が光秀の口から奔流のように溢れ出る。 「ならばせめて信長敗れるも織田は敗れてはなりませぬ。何より織田信長の名を堕とすことは防がねば。 部下の裏切りで本能寺で夢半ばに潰え、その亡骸の行方が分からぬとなれば……信忠様も羽柴殿も柴田殿も高らかに声を上げるでしょう。我こそ織田信長の後継なり、と。 あるいは後世、生き延びた信長様の落とし胤であるなどと名乗りを上げる者も出るやも。上様が討たれたとあれば多少は溜飲を下げるものもおります。 ……かくして、拙の目論見通りあの瞬間天下人の座とはすなわち織田信長の後継に等しくなったのでございます。天下人ならざる上様でありましたが、そうなれば幾百年経とうと誰もがその名に畏怖と敬意を忘れることはないでしょうと思いましたが……いやはや、上手くいったようで何より」 光秀の功の大半は信長の下で立てたもの。例外と言えば最後に信長を討ち取ったものがあげられるが、他にさして名だたるものはない。ならば明智光秀を知る者がまさか織田信長を知らぬことなどあり得ぬ。 志々雄の反応はまさに光秀にとって理想と言えるものだった。 「……天下に名乗りを上げる気はなかったと?」 「上様を裏切った拙がどの面下げて信長の後継を名乗れましょうや。それでは目的とは違ってしまいまする。後世と世俗の評価は馬鹿にできませんからなあ、羽柴殿がお茶々様とのお子を、徳川様がお江様のお子を跡継ぎにして織田の血を入れたのはさような意味も兼ねておられるでしょうし。 ……なにより、上様の後継を名乗る最大の近道はその仇である拙を討つことでありましょう?大義と小義を取り違えてはなりませぬ。拙や一族の命運など主家のためならば惜しむべくもない」 主君の命も自分の命も投げ捨てて、ただ織田信長の名を歴史に刻むために。 大我と小我の反転した価値観。 世から外れた感性の志々雄にも慮外のそれを理解するのは難しい。 だから 「それで、よかったと思ってんのか」 満足したのか。成し遂げたといえるのか。死してなおの勝利を、もぎ取ったのか。 本人の口から改めて価値観を知っておきたかった。 「その答えを求めてここに馳せ参じた次第でございます。上様亡き後、羽柴殿や徳川様がいかような世を成したのか。それと上様の軌跡は斯様に遺っておるのか。 幸いここに上様もおりますゆえ、少なくとも墓前に手を合わせたくはあります。焼けた本能寺も再建したとのこと、確かめとうございますな」 「…あ?ここにいるだぁ?信長がか」 そういう光秀は身を起こし、まるで妊婦のように自らの腹を愛おし気に両の手で撫でていた。 ……少しだけ、志々雄も心胆に寒いものを覚える。 「然様です。拙は上様の仇として露と消える腹積もりでありました。ならば万に一つも上様を匿っているだのなぜか亡骸を隠しているなど流言はさけねば、話が拗れる恐れがありますからなあ。徹底的に探させましたとも。焼けた梁をどけ、畳をひっくり返して、出てきた髑髏の検分もし申した……その上で見つからぬようにするには誰の眼にもつかぬよう、されど手元に置いておくのが安心でございましょう?」 何ぞ可笑しなことがことがあらんや、と慈愛と底知れぬ狂気に満ちた笑みを光秀は浮かべる。 腹を撫でる手は止まらない。 「……食ったのか。信長の死体を」 「首だけでありますが。それでも上様の血と拙の涙でえづきが止まらず、飲み干すには苦労いたした。 おまけにさすがという他在りませぬ。首だけになって、胎の内に収まっても、未だに中で暴れておられる。助けられている面も多いのですが、やはり落ち着いていただいた方がよいのでひとまず墓前で弔いたいと……どうされました?顔色は分かりませんが、鼓動がやけに早くなっておりますぞ?」 「うるせえ。なんでもねえよ」 にじみ出る狂気にさすがの志々雄も少し狼狽したが、何ということはない。 このくらいの狂人なら幕末にも探せばいるだろう。 「墓参りのために戦場に来たのか?勝つ気は今度もねえとか言い出さねえだろうな?」 しかしこれほどに腕が立つのはそうはいまい。 十本刀も壊滅し、使えるものは何でも欲しいところ。聖杯も、使えるならこの男も。 少なくとも聖杯戦争の間はまともに使えてくれなければ、聖杯を欲してくれなければやりにくいことになる。 その期待に応えるように狂気を孕んだ光秀は笑みそのままに願いの続きを語りだした。 「ここは生前拙が幾度か世話になった寺でござる。変わりませぬな、京の都は。見慣れぬ建造物も多くなっておりますが、寺も残り人もあり、人の中身は変わっておりませぬ。貴殿を担ぎ込んで休ませてくれと頼んだら快諾してくだされた。 端々まで、この世がいかなものか見届けとうござる。一時この世に再び根を下ろして、変わったものも変わらぬものも堪能するのが我が悲願」 願いはある。勝つ気もある。今度は、殺す。 再び礼の姿勢をとり、志々雄に闘う気はあるのかと今度は逆に投げかけているかのよう。 当然志々雄の答えは一つだ。 「なら俺についてこい。俺の隣で、この国の様を見せてやるよ」 「おや。よろしゅうござるか?拙はこれでも日ノ本一の反骨になってしまったと自負していますが」 「構いやしねえよ。そういうのが本当に一人くらいいる方が面白え」 明治政府だろうと、閻魔だろうと。 室町幕府だろうと、日輪だろうと。 そしてまだ見ぬ獣であろうと。 それらすべてを敵に回してでも、志々雄真実と明智光秀は天下への道を行くだろう。 その道が重なる間は、ともに。 【CLASS】バーサーカー 【真名】明智光秀 【出典】戦国時代日本 【性別】男性 【身長・体重】155cm・56kg 【属性】秩序・狂 【ステータス】 筋力A 耐久C- 敏捷B 魔力EX 幸運E 宝具EX (狂化による上昇、京都での知名度補正含む) 【クラス別スキル】 狂化:C 耐久と幸運を除くパラメータをランクアップさせるが、理性を喪失し人間的な思考ができなくなる。 クラス別スキルであると同時に鬼としての種族特性でもあるため例外的に制御が可能。 制御中は落ち着いて会話もできる。ただし織田信長に関わることで彼が理性的に振る舞えるかは幸運判定が必要となる。 【固有スキル】 反骨の相:C+ 一つの場所に留まらず、一つの主君を抱かぬ気性。 自らは王の器ではなく、自らの王を見つける事のできない放浪の星である。 同ランクの「カリスマ」を無効化する。 このランクでは信長のカリスマを常時完全には無効化はできず、どうにも変な効き方をしていた。 鬼種の魔:B 鬼の異能および魔性を現すスキル。源頼光≒丑御前の血を引く彼は頼光から500年後の時代に突如として「先祖還り」を起こして生まれ落ちた天才的な「混血」の子であった。 天性の魔、怪力、カリスマ、魔力放出、等との混合スキルだが、反骨の相を持つ光秀のカリスマはほぼ機能していない。 魔力放出の形態は先祖とは違い雷ではなく「炎」。 血脈励起:B 生前の光秀が行っていた自己暗示の一種。 サーヴァントとして現界するにあたっては、鬼種としての力を一時的に増幅させるスキルとして定義されている。 間隙の第六天魔王:B- 織田信長の持つ本来のスキル、「魔王」のアナザースキル。三日天下……魔王信長と天下人秀吉の継投を行ったもう一人の魔王。 後述の宝具を喰らったことと後世のイメージによって己の在り方を捻じ曲げられた怪物。能力、姿が変貌してしまう。 生来の怪物、鬼種であるため変化スキルも内包し、人の姿と鬼の姿ならば自在にコントロールできる。 そして燃え盛る本能寺の中で魔王を打倒した逸話により「炎上」した地では力を増し、また鬼の力も相まって炎を糧として魔力を生成する能力も獲得している。 騎乗:- 武将である以上馬術にも精通するのだが、反転・狂化したことでこのスキルは失われている。 もはや凡百の馬よりも鬼の健脚の方が優れるのは言うまでもない。 【宝具】 『大千世界(さんだんうちがひとつ)』 ランク:E~B 種別:対軍宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000人 九山八海、其れ一世界。一世界、千集まれば小千世界。小千世界、千束ねれば中千世界。中千世界、千纏めれば大千世界。これすなわち三千世界の成立ちなり。 織田信長の宝具、三千世界をのもととなった鉄砲隊を構成する一員であるためにその一部を宝具として有する。 射撃の名手であり、また信長のもとで相応の地位にあった光秀は千丁の火縄銃を展開できる。 オリジナルの三千世界同様に騎乗スキルを持つ相手には威力を増す。 『第六天魔王波旬~受胎~(ノブナガ・THE・ガブリエール)』 ランク:EX 種別:対神宝具 レンジ:- 最大捕捉:- 織田信長の持つ、「神性」や「神秘」を持つ者に対して絶対的な力を振るう存在へと変生する固有結界。 彼女の首を喰らうことで脳髄もろとも心象風景まで胎内に取り込んだ。獲得した魔王スキルにより肉体を変質させており、体内でなく胎内で間違いない。 本来の第六天魔王状態は神仏はおろか、信長自身すら焼き尽くしかねない危険な代物であり、首だけとなってもその力は尋常ではない。 胎から常に魔力と炎を放っており、光秀の魔力源となっている。スキル:間隙の第六点魔王の獲得、および魔力ランクが規格外となっている要因である。 なお二時間半もすれば霊基の方が耐えきれないほどに過剰供給されてしまうため、実体化など何らかの形で魔力を消費し続けなければメルトダウンを起こす。 制御はできないため攻撃手段に転用するならば暴走させるしかない。切腹など、腹を裂いて信長の首を露出すれば固有結界が世界を侵し、本能寺の変の如く光秀もろともだが一面を焦土と化すだろう。 なお光秀の最期は落ち武者狩りの農民、中村長兵衛の竹槍に胎を貫かれたせいで固有結界が暴走したもの。結果、光秀の首も体も身に着けていたものも、周りの数名の全身もほぼ全て燃やしつくして骨が少ししか残らなかったという。神仏を滅ぼす固有結界の暴走としては小規模で済んだが、そのせいで光秀の首は部下のものと区別はつかなくなり、複数の首が秀吉に献上されたり、討ち取った長兵衛の行方も分からなったりと混乱を招いた。 【weapon】 火縄銃 宝具『大千世界』の火縄銃。真名解放なしで数丁召喚・行使できる。 魔力放出の炎で火薬を直接着火させることができるため、火縄の常識を外れた早撃ちを可能とする。 備前長船近景 光秀の愛刀。鬼が振るい、魔王の首を落としたもはや妖刀の一。 幕末期に手入れをした刀工が銘を擦り落としその呪いも払ったのだが、サーヴァントの武装として持ち込んだことで銘も取り戻し妖刀に戻っている。 宝具には至らなかったが、鬼の膂力で振るっても炎の魔力を纏わせても刃こぼれや劣化などしない逸品である。 【特徴】 型月信長より少しだけ大きい、細身の男。月姫の遠野秋葉が男体化したイメージ。でも戦い方は軋間紅摩よりのパワーファイター。 黒髪を髷に結った鎧武者、典型的な日ノ本の武将ルック。 信長を殺し、首を食った年代が最も鬼として優れた時期であるために晩年の姿で召喚されている。 髷にしてなお分かるほどに髪が少ない。 鬼の特徴である角が生まれついて頭部に生えていたのだが、人の世で生きるために斬り落とした痕跡が禿のようになっているためである。そのせいで信長に「金柑頭」とからかわれたが、鬼でなく人として認められたような気がして嫌いではない。鬼子だの角付きだの蔑まれるのに比べれば格段にマシ。 【人物背景】 明智光秀は恐らく日本に限れば、ユダやブルータスにも匹敵する裏切者・謀反人の代名詞と言えよう。 正確な出自は不明だが清和源氏の流れをくむ家に産まれたのが有力とされ、斎藤道三や朝倉義景、足利義昭に仕えた後に織田信長の臣下となる。将軍家とのやり取りや戦場での功もあり、京都の差配を任せられるほどの重臣だったのだが、突如本能寺において謀反を起こす。 歴史に知られる本能寺の変を起こし信長を自害に追い込んだが、それを聞きつけた羽柴秀吉にあっけなく敗れる。そこから逃げ延びるさなかに落ち武者狩りにあって命を落としたとされる。 しかし本能寺から信長の亡骸は見つかっていない、光秀の首は秀吉に届けられたとき骨だけで光秀と分からなかった、討ち取った農民は行方知れず、そもそもなぜ謀反を起こしたのかも正確な出生も不明。 足利将軍家にそそのかされた謀反、朝廷に命じられた暗殺、秀吉や家康と協力しての叛逆、実は生き延びて徳川幕府に影響力を発揮しており二代将軍「秀」忠と三代将軍家「光」は明智光秀が世話をした、など日本史上の転換点にありながら謎と風聞の多い人物となっている そんな明智光秀を今回は源頼光の血が強く出た鬼種、鬼の角の名残があって金柑頭、鬼ゆえの狂った愛が信長に向いて謀反を起こし果てには信長の首を食べたり、そのせいで死体が謎の炎上を遂げたなどと解釈してみた。 【サーヴァントの願い】 受肉して信長公の史跡巡りをしたい。 そうだ、京都いこう。 【マスター】 志々雄真実@るろうに剣心 【マスターとしての願い】 再び天下を狙う。 【weapon】 無限刃 刃こぼれで切れ味が鈍っていく刀から発想を逆転し、刃を鋸歯状にする事で切れ味をある程度犠牲にする代わりに殺傷力を一定に保っている殺人奇剣。 志々雄は無限刃で人を斬り、刃に染みこんだ人間の脂肪を大気・刀等との摩擦で発火させる技術を開発した。 この剣で起こした火を利用するための火薬も所持しており、弐の秘剣「紅蓮腕」などで使用する。 鉢金 不意打ちを防ぐために頭部に仕込んでいる。 斎藤一の牙突を受け止めるこの鉢金もすごいが、直撃しても首を痛めたりしない志々雄のタフさもすごい。 【能力・技能】 無限刃を用いた我流の剣術。 全身火傷により発汗機能はほぼ死んでおり、体温調節ができない。 そのため15分以上戦闘を行うと体温が異常に上昇し、作中では人体発火にまで至った。 ただし部下の見立てでは志々雄の体内には内燃機関に近いものが備わっており、高温になればなるほどその力は増していくと推測していた。このためか外見以上の怪力とタフネスを誇るなどデメリットばかりでもないらしい。 【人物背景】 幕末期に長州維新志士の一派として活躍した暗殺剣士、いわゆる人斬り。 剣の腕も頭脳も一流だったのだが、野心と思想を危険視され味方であるはずの志士に奇襲され瀕死の目に合う。 全身を焼かれながらも生き延び、後に多くの部下を率いて明治政府転覆を目論むテロリストとなる。 日本の頂点に立ち、西洋列強と渡り合う強国にするなど思想は一見真っ当で、志々雄のカリスマや様々な思惑も相まって一大組織となったそれを明治政府も無視できず、かつての同志であり志々雄以前に人斬りを行っていた剣豪などを刺客として放つ。 その闘争において死亡。部下の大半は明治政府に組み込まれ、志々雄の野望は潰えた。 だが死してなお志々雄に忠義を誓う部下も存在し、今際にて地獄に堕ちてなお国盗りを目論む志々雄の姿を幻視したという。 聖杯戦争には死後時間軸での参戦。 剣心一行との戦いの傷は癒えているようだが、火傷の方はいまだ地獄の業火の残り火として彼の体でくすぶっている。
https://w.atwiki.jp/jcbr/pages/275.html
0394:キン肉マンVS志々雄真実 【プロローグ~不吉~】 数多の超人達が好闘を見せたキン肉星王位争奪サバイバル・マッチから数ヶ月。 我々取材班は、優勝したキン肉マンチームのメンバーの一人、テリーマンのいるテキサスアマリロを訪ねた。 その日、テリーマンはいつものスリースターパンツを身につけ、我々が歓声を送ったファイティングスタイルで汗を流していた。 ――王位争奪サバイバル・マッチも終わり、当面はファイトのご予定もないようですが、今日はどのような目的でトレーニングを? 「超人レスラーたるもの、日々の鍛錬は怠らないものさ。 確かに戦いの日々は去ったが、いつまた同じような危機が訪れるかは分からない。 アイドル超人軍の一員として、いざという時に戦いに赴けないようではファンが泣くからね」 ――一流超人らしい意志の強さを感じますね。では今日のトレーニングメニューは? 「今日は親友であり、同じ正義超人のジェロニモを招いてスパーリングを行うことになっている。 彼もハワイチャンプとして鍛錬を積む毎日だからね。誘ってみたら快く了解してれたよ」 ――さすがは正義超人。見習いたいくらいの厚い友情ですね。 「HAHAHA。正義超人といえば、一にも二にもまず友情。この絆のおかげで勝てた試合が何度あったことか。 特にあの男……そう、彼との友情は特別厚かった。 今は母星で王位を継ぎ忙しくしている頃だろうが……またいつか会いたいものだ……あっ!?」 ――どうなされましたか? 「ゲェー! 新調したばかりのシューズの紐が切れた! ま、まさか……彼の、キン肉マンの身に何かが……?」 思わぬアクシデントの直後、テリーマンは予定していたトレーニングを全て中止し、我々の取材も已む無く中断されることとなった。 突然切れてしまったテリーマンのシューズの紐。それが何を危惧しているのか、詳細は誰にも分からない。 【ラウンド1~開幕前の論争~】 車窓から見える景色は、豪快な横殴りの雨と、煌びやかな京都の町並み。 汽車内に車窓を覗く余裕がある者はいない。 乗客三者、見つめるのは、互いの視線のみ。 キン肉マンは、志々雄の瞳を。 志々雄は、キン肉マンの瞳を。 ウソップは、双方の瞳を交互に。 大阪駅を出発して約十分。ゴングはまだ鳴らされていない。 一触即発、いつ殴りかかってもおかしくないほど憤っているキン肉マンを抑え付けているのは、積もりに積もった仇敵への恨み。 友人二人を殺された怒り、爆発すれば相当なパワーを生むであろう感情は、蓄積されすぎたせいか抑制となって働いているのだ。 対する志々雄も、キン肉マンが向かってこないのであれば手を出す必要はない。 与えられた試合時間は一時間。その八分の一の時間しか戦闘を行えない志々雄にとって、展開を急くことは愚にも等しい選択だった。 会話もないまま二人の顔を見回すのは、完全に巻き込まれただけの不運な男。 人は彼を、海賊キャプテン・ウソップと呼ぶ(本人談)。 立会人としてここに残ることを強制されたが、元来臆病者の気質を持つ彼は、いつ始まってもおかしくない殺し合いにビクビクしていた。 三者が睨みあったまま、動かない。 均衡を破るのは、果たして誰になるのか。 『京都~京都~』 やがて、汽車は京都に到着した。 一旦停車し、揺れを失くす車内。 その空気を感じ取って、一人が先陣を切る。 ――旦那ぁ。いつまでこうやって睨みあってんのさ。 意外や意外。言葉を発したのは、志々雄の腰に下げられた一本の刀――宝貝『飛刀』――だった。 「ん? まぁ焦るもんでもねぇだろ飛刀。あちらさんは相当いきり立っているみてぇだが、どうやら俺の容姿を見てビビっちまってるらしい。仕掛けてこれないのも仕方ないさ」 「な、なにを~! わたしはおまえを目の前にして、ラーメンマンやたけすぃの無念を噛み締めていただけじゃい! だ~れがおまえみたいな包帯男にビビるか!」 「ななななんだ、いよいよ戦るのかおまえら? だったらこのウソップ様が、立会人としてちゃんと試合を見届けてやるぞぉ……は、離れたところで」 飛刀の言葉が口火を切り、一斉に喋りだす一同。 汽車は京都駅を発車し、滋賀県へ向かおうとしている。 すっかり騒がしさを取り戻した車内では、いよいよ因縁の対決が幕を開けようとしていた。 「志々雄。おまえと戦う前に一つだけ確認するぞ。わたしが剣八と試合をしている最中にたけすぃを誘拐し、その後ラーメンマンを殺害したのは……本当におまえなんだな?」 キン肉マンが今一度、志々雄に確認を取る。 Lの推理を信じないわけではないが、キン肉マンはラーメンマンやたけしの死亡の瞬間を目にしたわけではない。 万が一、二人の死が不幸な事故、もしくは恨み自体が見当違いであるような結果であったとするならば、無理に拳を振るう必要はないのかもしれない。 「ああ、本当さ」 しかし無常。志々雄は悪気のない顔であっさりと答え、キン肉マンが作る怒りの表情に口元を緩ませた。 「ラーメンマンを殺したのは確か昨日の夜だったな。重傷の身体でほっつき歩いてたんで、ちょっと喧嘩をふきかけてみりゃ、あの様だ。 あの時は失望したぜ。正義超人ってのは見掛け倒しなだけで、こうも弱いものなのかってな」 キン肉マンが右拳を握り締める。指と指の隙間から汗が滲み垂れる。 「そういや、結局てめぇと更木の試合はどっちが勝ったんだ? 更木はいつの間にか死んじまったみてぇだが……殺ったのはてめぇじゃねぇな。弱っちぃ正義超人なんかに、人殺しができるはずもねぇ」 キン肉マンが左拳を握り締める。指と指の隙間から血の汗が滲み垂れる。 「たけしを殺したのはラーメンマンを殺した後だったな。本当はもう少し生かしておくつもりだったんだが……案外使えなくってな。 やはり所詮は小僧。俺の手駒になるほどの器じゃなかったみてぇだな」 キン肉マンが唸る。グムム……グムム……と。必死に、何かを堪えるような表情で。 静かに、志々雄の術中に嵌められないよう、静かに思いのたけを解放していく。 「ラーメンマンはなぁ、それはそれは強い超人だったんだ」 「あん?」 「初めて会った頃のあいつは、血も涙もない残虐超人だった……だがわたしたちとの試合を通して、確かな友情で結ばれた掛け替えのない仲間だったんだ」 顔を俯かせ、表情を見せないよう、志々雄に友のことを熱弁する。 「中国出身で、千の技を持ち、一部では闘将とまで呼ばれていた男……それがラーメンマンだったんだ」 拳がワナワナと震えている。 「たけしにしたって……年齢を感じさせないほどの立派なリーダーだった。将来は正義超人にも負けない、たくましい男になっていたに違いないんだ」 キン肉マンが、 「それを、それを」 顔を上げる。 「おまえごときが、勝手に語るなーーーー!!!」 目からは、涙が溢れていた。 身が震え、、耳は痺れるほどの声量だった。 友を思うキン肉マンの感情。 それは抑え付けられるようなものではなく、爆発は免れないものだったのだ。 「わたしは、死んでしまった二人のためにも志々雄、おまえを倒す! 絶対にだ!」 何よりも、『友情』を大切にしてきたキン肉マンだからこそ、この戦いは譲れない。 この戦いは、単なる仇討ちなどでは括れない。友の尊厳を懸けた、世紀の決戦。 超人オリンピック決勝なんかよりももっと貴重な、一世一代の大勝負だった その思いを感じ取ったのか、 (こいつ……最初に見た時はおかしな野郎だと思ったけど……仲間思いのメチャクチャいい奴じゃねーか) ウソップは思わず貰い泣きし、すっかりキン肉マンに感情移入していた。 そして、この刀もまた。 ――こいつが、ラーメンの旦那が言っていたキン肉マン…… 噂に聞いた通りの人物像。飛刀は亡きラーメンマンを思い出し、心を痛めていた。 しかしやはりこの男は、 「……ククク……ハハハハハハハハハハハハハハハ!!!」 言葉、などというものでは惑わされたりしない。 「何が可笑しい」 「可笑しいもなにも、ここまで笑える話もなかなかねぇぜ。正義超人っていうのは、ここまで笑える連中だったのか」 志々雄の大胆すぎる嘲笑に、キン肉マンは更なる怒りを蓄積させていた。 これが挑発なのだということは分かっている。 だからとて、感情が抑えられるはずがない。 友が、馬鹿にされているのだ。 「仲間が死んで悲しみ、恨みを抱く。人間らしいもっともな感情だ。だがよ、それは所詮、一時の心情に過ぎねぇ。 時が経てば悲しみも晴れ、復讐心も失せる。なのに一時、死人に振り回され、自らを死に追いやる。馬鹿以外の何者でもねぇだろうが」 そういう人間は嫌いじゃない。復讐心は、最も利用しやすい感情だからだ。 だからといって志々雄自身がそういう人種であるかどうかは別だ。 彼とて大勢の仲間がいたが、その間を繋いでいたのは、共通の悲願成就を目的とした信念によるもの。 時には利用し利用される間柄。それでも瓦解することはなかった、強い絆。 正義超人達のような馴れ合いから生まれる友情ではない。信念から来る、絶対的な鎖の絆だった。 汽車は京都を越え、滋賀県に入る。 乗車してから、間もなく三十分が経過しようとしていた。 「そろそろ頃合か……さて、俺からも確認させてもらうぜキン肉マン。これから俺たちがやるのは試合なんかじゃなく死闘。 ルールもなけりゃ邪魔者もいない。もちろん、逃げ場もなしだ。決着はどちらかの死で決まる」 「デス・マッチというわけだな~、望むところだぁ! ラーメンマンやたけしを侮辱し、更にはわたしたちの友情までをも嘲笑った罪、このキン肉スグルがとくと味あわせてやる!!」 口闘が終わり、本当の意味での死闘が始まる。 がたんがたんと揺れる車内で、見詰め合ったまま立ち尽くす二人の闘争者。 開戦の合図を待ちながら、キン肉マンはファイティングポーズを取り、志々雄は飛刀を抜く。 (……ひょっとしてこれ、俺待ち?) 立会人としてその場にいたウソップは、何故かそう感じた。 決闘の開幕ともなれば、それなりの合図が必要だろう。それを実行できるのは、この場にはウソップしかいない。 「えー、こほん。ではでは! これよりキン肉マンVS志々雄のルール無制限汽車内デス・マッチを執り行う!! 勝負の行く末はこのウソップ様がちゃんと見届けてやるから、安心して戦え! くれぐれも、く・れ・ぐ・れ・も! 俺にとばっちりは与えてくれなよ! んじゃあ…………FIGHT!!!」 【ラウンド2~体術と剣術~】 カ~ンというゴングの音は鳴らなかったものの、今ここに、キン肉マン対志々雄真実の決闘が開戦された。 リングは縦に伸びた、動く汽車の内部。横方向への回避は制限され、逃げ場は後方にしかない。 偶然選ばれた試合会場とはいえ、血で血を洗うデス・マッチを行う場としては、これ以上ない最高の舞台だった。 「うりゃあぁぁぁ! 行くぞ志々雄ぉ!!」 開幕早々、キン肉マンがダッシュで志々雄に詰め寄る。 それほど広くはないバトルフィールド、目立ってスピードの速いわけではないキン肉マンでも、志々雄に接近することは容易だった。 志々雄は、突進してくるキン肉マンを黙って待ち構え、相手が自分の間合いに足を踏み入れたところで、一閃。 「わひぃ!?」 横に振るった飛刀の一撃を、キン肉マンは咄嗟にしゃがむことで回避した。 屈んだ体制のまま、上方に聳え立つ志々雄を捉える。 カエルの跳躍のように反動をつけ、そのまま前方にジャンプし、フライングチョップを繰り出した。 志々雄は飛刀を手元に切り戻し、キン肉マンのチョップを刀身で受け止める。 衝撃で弾かれ、二、三歩後ずさる志々雄。 反撃できなかったのは、キン肉マンの攻撃が思っていたより重厚であったのが一つと、満足に剣が振るえない狭い戦場の悪条件が重なったためだった。 「チッ」 志々雄が思わず舌打ちする。 縦に振るえば天井に剣を取られ、横に振るえば客席が邪魔になってしまう。 剣術家自慢の、長い獲物を利用した戦法がかえってあだになる舞台。志々雄はこの状況に劣勢を感じた。 しかし、すぐにその心配が杞憂であったことに気づく。 あったではないか。 この狭い空間で、一方的に相手を攻め立てることが出来る剣術が。 「どうした志々雄! この狭い汽車内じゃ、満足に剣も振るえないんじゃないか~!?」 「……あいつの技なんざ好んで使いたくはないが……この馬鹿にゃちょうどいい戦法かもな」 志々雄がニヤリと口元を歪ませ、体制を変える。 飛刀を地に対し水平に構え、切っ先はキン肉マンに向けたまま握り手を引く。 空いた片方の手は剣先に添え、そこで停止した。 縦でも横でもなく、前方だけに焦点を絞った必殺の型――刺突の体制である。 今までとは違う構えを見せる志々雄に対し、若干の悪寒を覚えたキン肉マンだったが、それでも高ぶる戦意は抑えられない。 真正面から志々雄に突っ込み、今度は関節技を決めようと四肢を捉えにかかる。が、 距離にして五歩、いや六歩はあっただろうか。 間合いに踏み込むまでにはまだ余裕がある。 そう睨んでいたにも関わらず、志々雄は飛刀を前方に突き出した。 ――剣術において、突きは縦斬り横斬りよりも一方向の間合いが格段に広いとされている。 その方向とは、前。 攻撃範囲が前方のみのため、縦や横などの多様な死角を招くことになり、 相当の達人でなければ自ら死を招くことになりかねない危険な技だが、この汽車内の狭い空間ではそのリスクも少ない。 しかも剣術という分野で考えれば、この世界に志々雄ほどの達人はいないだろう。 熟練の剣術家が繰り出す突きは、その突撃力から一撃必殺の至宝、剣道では禁じ手ともされている。 前後に広いだけの汽車内で、これほどまでに有効な剣技は他にない。 そして、最も恐れるべきはその想像以上の攻撃範囲ではなく、何よりも速度。 前に突き出すだけの単純な行為だけに、空気抵抗はほぼ皆無。 さらに踏み込みの速度が加わるため、その一撃を形容するとなれば正に――――神風の如し。 ゲェー! 速い! キン肉マンがそう感じた時点で既に、飛刀の刀身は伸びきっていた。 剣先はキン肉マンの胸――ではなく脇腹を掠め、どうにか致命傷は避けている。 「腰を捻って串刺しだけは避けたか。思ったよりいい反応だ。が」 志々雄は突き出した飛刀を引っ込めようとせず、そのままの型から、横に、 「詰めが甘い!!」 振るった。 キン肉マンの身体に横一線、斬撃による裂傷が伸びる。 飛び散る鮮血が志々雄の顔面を濡らし、微笑を誘った。 刺突を外されても、間髪入れずに横薙ぎの攻撃に変換できる。 これこそ、戦術の鬼才・新撰組副長土方歳三が考案した『平刺突』である。 また、この技を見知った者はこうとも呼ぶかもしれない。 ――『牙突』と。 「痛っでェェェ!!! このヤロー、これくらいでわたしが参ると思うなよ~!」 斬撃を受けながらも、さすがは厚い筋肉を鎧のように身に纏うキン肉マン。 果敢にも突攻を続け、志々雄の身体をホールドする。 「喰らえ! 52の関節技……カンガルー・クラッ」 そのまま締め上げにかかった、刹那。 志々雄の右手が僅かに動き、キン肉マンの身体に触れ、 ドンッ、と一衝撃。 強固に掴んでいたキン肉マンの関節技が、一片に解かれた。 裂傷から来る痛みに加え新たに襲ってきたのは、内蔵が揺さぶられているような気持ちの悪さ。 頭がグラつく。視界が揺れる。足元が覚束ない。 カンガルー・クラッチを破られ、一瞬無防備になったキン肉マンの身体に、志々雄の反撃が襲い掛かる。 キン肉マンの胸板に、飛刀の柄による打撃が与えられる。 零距離のため、斬り込みが来なかったのが唯一の救いか。 衝撃で吹き飛ばされ、元居た場所まで戻されるキン肉マン。 地を転がり悶絶しながらも、完璧に倒れ伏すことはなかった。 すぐさま立ち上がり、戦闘続行の意思表示となるファイティングポーズを取って見せるが、ダメージの影は隠し通せていない。 「ほう。まだ立てるのか。今のはラーメンマンを仕留めた技だったんだが、どうやら手前は奴より頑丈らしいな」 「な、なに? これがラーメンマンを苦しめ、死に至らしめた痛みだというのか……」 自身も苦しみを噛み締めながら、再度殺されたラーメンマンのことを思う。 立っているのも辛い現状、ラーメンマンもさぞかし苦痛に苛まれたのだろう。 考えていたら、またムカムカしてきた。 他人が苦しんでいる様を見て、笑っていられる外道、志々雄真実。 やはりここで見逃すわけにはいかない。 身を挺してでも、二人の友の仇討ちのためにも、 「志々雄ぉー! 貴様はここで倒ォォォスッ!!」 がむしゃらに、突き進む。 「学習能力もないのか、こいつは」 やれやれとボヤキながらも、瞬時に構えを取る。 先程と同様の、待ちの体制から放たれる即行の片手平刺突。 キン肉マンの喉仏を狙った剣筋は、若干反れて左肩を貫く。 「ギャアアァァァァァ!!」 決して大袈裟とは言えない苦声を上げ、キン肉マンは再び地に倒れてしまった。 今度はすぐに起き上がれない。 ここが本当のリング上であるならば、レフェリーにダウンを取られ、カウントを読み上げられるところだった。 倒れるキン肉マンを見下ろしながら、志々雄がそっと歩み寄る。 「飛刀、さっきの一撃だが……あれはキン肉マンが避けたから狙いが外れたわけじゃねぇ。一体どういうつもりだ?」 ――………… 「都合が悪くなるとだんまりか? まさか、ラーメンマンが恋しくなったわけじゃあねぇだろ?」 先程の刺突、志々雄は確かにキン肉マンの喉元を狙った。にも関わらず軌道はずれ、左肩を貫く結果となってしまった。 何故か。刀を握っていた志々雄には明白である。 剣先が触れる一瞬、飛刀が僅かな身震いをし、狙いが外れたのだ。 まるで、キン肉マンの死を拒むように。 機は逃したものの、戦況が志々雄側に傾いていることは揺ぎ無い。 静かに歩を進め、キン肉マンに止めを刺そうと、 「す、ストッ~プ!」 歩み寄った斜線上、長鼻の乱入者によって道を阻まれた。 【ラウンド3~乱入者~】 「あん? なんのつもりだ長鼻」 「も、もう決着は着いただろうが。勝負はおまえの勝ち。このキャプテン・ウソップ、しっかり見届け」 「寝言言ってんじゃねぇよ」 既に勝敗は決したと判断し、キン肉マンと志々雄の間に割って入ったのは、長鼻の立会人ウソップ。 ガクガクと笑う膝を懸命に震え立たせながら、血に塗れた志々雄と向き合う。 「俺達がやってんのは飯事みてぇな試合じゃねぇ。『死闘』なんだよ。 どちらかが死ぬまで決着なんてものは着かねぇ。最後に立っているのは、一人だ」 怪しい狂気的な笑みでウソップを牽制しながら、志々雄は淡々と言葉を紡ぐ。 その見た目以上の気迫に押され気味のウソップだったが、それでもその場を動くことだけはしなかった。 今自分が退けば、後ろにいるキン肉マンが殺されてしまう。 「け、けどよぉ……」 「志々雄の言うとおりだ……」 志々雄相手に尚も食い下がろうとしたウソップの後方、満身創痍のキン肉マンが、懸命に立ち上がる姿があった。 「これはお互いの意地を懸けたルール無用のデス・マッチだ……わたしはこの試合を受けたからには、最後までリングを降りることはない。 もちろん、ギブアップもな……ゴハッ!!」 それでも、志々雄の放った『衝撃貝』のダメージが残っているのだろう。 床に勢いよく吐血し、再び膝を突いてしまう。 「お、おい! 大丈夫かよ」 「大丈夫かだと~……当たり前じゃー! ここでわたしが志々雄を倒さなければ、いったい誰がラーメンマンやたけすぃの仇を取ると言うんだ!」 言っていることは力強いが、当の身体はフラフラで、とても見ていられるような状態じゃない。 「……なんで、なんでそんなに頑張るんだよ……仇討ちっていったって、自分が死んじまったら意味ねぇじゃねーか……」 ウソップが呟いた。 己の身を削ってまでも戦いを挑むキン肉マンの奇行の意味が知りたくて、その熱意の真意がなんなのか、知りたくて。 「ラーメンマンは、一番の親友だった。共に戦い、何度もお互いを助け合った仲だ……」 息も絶え絶えで、苦しそうな瞳を投げかけながら、キン肉マンが喋り続ける。 「たけすぃは、この世界に来て初めてできた友達だった。共にした時間こそ少ないが、掛け替えのない親友になれるはずだったんだ……」 キン肉マンの姿が、言動が、不思議と輝いて見える。 「そんな二人が殺され、侮辱された……ッ! 親友であるわたしが、どうして……どうして黙っていられると言うんだァァァ!!!」 心が、ハートが、震えた。 久しぶりに聴いた、心に響く大声。ああ、ルフィの声もこんくらいやかましかったな……などと思いながら。 「泣かせるじゃねぇかキン肉マン。だがもう勝負は着いたも同然だ。長鼻、さっさとそこを退い」 「退かねぇ」 その一言で志々雄から笑みが消え、周囲一帯に冷たい空気が張り詰めた。 「……意味が分からねぇな。てめぇは単なる立会人としてここにいる。そして俺とキン肉マンの死闘はまだ終わっちゃいねぇ。まだ理解できてねぇのか?」 「分かってるさ。どっちかが死ぬまで納得がいかねぇってのも。俺が手を出すのは見当違いだってことも。だけど退かねぇ」 「……まさか、キン肉マンを庇うってのか?」 「……ビンが」 「あ?」 「ロビンが死んだんだ!!」 志々雄相手に声を荒げ、ウソップは堂々と言ってのけた。 「俺は、ロビンが死んだって知った時……とむらいの鐘を鳴らしてやるって決意をした……笑っちまうよな、何がとむらいの鐘だよ……」 声が震えている。だが、この震えは恐怖から来ているのではない。 不甲斐ない自分への、怒りから来ているのだ。 「ば、ばかも~ん……ロビンマスクの奴なら、今頃母国で嫁さんと仲良くやっとるわい……」 力ないキン肉マンの指摘も、今のウソップには届かなかった。 「俺は、仲間の死に対してそんなことくらいしかしようとしなかったんだ……ここにいるキン肉マンみてぇに、仇を討つなんて考えもしなかった。 仇が誰か分からなかったからじゃない。俺が弱かったから、俺に仇討ちなんて無理だって、諦めちまったから」 もっと、強さがあれば。 もっと、度胸があれば。 もっと、勇気があれば。 自分も、キン肉マンのように。 「仲間が死んだってのに、俺は直前まで、隅っこで隠れてて、仲間を守ろうともしなかったのに……!」 次第に、ウソップの目から涙が流れ落ちていた。 それこそ滝のような勢いで、何が悲しいのか、志々雄には理解できなかった。 この涙は悲しさから来ているのではない。悔しさから来ているのだ。 「もう、仲間を失うのなんて嫌なんだよ……頼むから、殺さないでやってくれよ…………」 「この期に及んでそれを懇願するか? 第一、そいつはてめぇの仲間なんかじゃねぇだろ」 確かにそうだ。ウソップとキン肉マンが出合ったのは、ほんの数十分前。 仲間になるとも言っていなければ、ろくに会話もしていない。 なのにウソップは、キン肉マンに対し仲間と――麦わら海賊団のみんなのような暖かさを感じて――何ら変わりない感情を抱いていた。 きっかけはなんだったのか。仲間を思うキン肉マンの姿勢に心打たれたのか。 「だったら!」 ただ、キン肉マンに死んで欲しくない。 それだけで、ウソップは志々雄の前に立ちふさがった。 「こいつは今から、我がウソップ海賊団の一員だ! 船長が仲間を守るのは当然の行為。キン肉マンを殺すつもりなら、俺が相手になってやらぁ!!!」 言った。言ってしまった。 伝説の人斬り相手に、宣戦布告してしまった。 ちっぽけな海賊団の、単なる嘘つきな狙撃手が。 「そうかい」 ウソップの宣言に対し、志々雄は短くそう返した。 そして再び歩を進め、ウソップとキン肉マンに接近する。 「ウソ~ップ、ライフル!」 向かってくる志々雄に臆しながらも、ウソップは懸命に虚勢を張って対抗した。 スナイパーライフルを構え、銃口を志々雄に向ける。 (安心しろ……俺は狙撃の名手だ。こんな近距離、絶対に外すはずがねぇ) ウソップと志々雄の距離は約7~8メートル。 麦わら海賊団の狙撃主として活躍し、魚人や能力者とのタイマンでも勝利を収めたことのあるウソップが、万が一にも狙いを外す要因はない。 (大丈夫、大丈夫。俺は、この射撃の腕で何度も死線を越えて来たんだ。今度だって……うまくやってやらぁ!) ウソップが引き金を引く。 銃声が鳴る。 銃弾が飛び出た。 銃弾は一直線に志々雄へと伸び、 頬を掠めて奥へと消え去った。 「…………ハズした。この、俺が?」 唖然とするウソップを尻目に、銃弾を回避した志々雄はダンッと踏み込む。 同時に飛刀を下方から振り上げ、ウソップの構えていたスナイパーライフルへと一閃。 ――やめてくれ! 志々雄の旦那ァ!! 交差による金属音が木霊した瞬間、飛刀の悲痛な叫びが上がったような気がした。 錯覚ではない。ウソップのスナイパーライフルが志々雄の手によって斬り弾かれた瞬間、飛刀は志々雄に懇願したのだ。 剣を振るな。ウソップを襲うな。と。 志々雄がそれを聞くような男でないことは、既に分かりきっていた。 ウソップの手から弾かれたスナイパーライフルは、回転しながら天井にぶつかり、志々雄の後方へ落下した。 回収は不可能。距離的にも、時間的にも。 ウソップが次の行動を取るより先に、志々雄は動く。 飛刀が振られた。 剣筋は一直線に、刺突の型で。 貫いたのは、ウソップの胸。 「……恐怖で竦んだか? 手元が丸見えだったぜ」 ウソップの敗因は、近距離でライフルを使用したこと。 対抗できる武器がそれしかなかったとはいえ、本来なら長距離で性能を発揮するものを使ったのは、明らかに失敗だった。 何しろ志々雄は幕末を生き抜いた生粋の剣士。 ウソップの手元を見れば、引き金を引くタイミング、銃弾が飛び出るタイミング、そしてそれを回避するタイミング、全て把握することが出来る。 明治政府を恐怖のドン底に叩き落した人斬り相手に、近距離からの銃撃など意味を成さない。 「ま、死闘中の事故なんざよくあることだ。運がなかったと思って、諦めな」 自分は人質だから、自分を殺したらパピヨンやポップを敵に回すことになるから。 そう考えていた自分が馬鹿だった。 この男は、この志々雄真実という男は、 そんな『常識で考えられるような生き方』はしていない。 崩れ落ちるウソップを見て、キン肉マンは身震いした。 志々雄の枠に嵌らないほどの狂気。 彼が今まで戦ってきたどの超人たちよりも、異質。 冷酷、冷血、冷徹。どの悪魔超人をも凌駕する非道さ。 歴戦を戦い抜いた勇者であるキン肉マンでも、昔の、弱虫だった頃の感情を思い出さずにいられなかった。 ――怖い、と。そう感じてしまった。 「……飛刀、どうやらてめぇも、キン肉マンに絆されちまったみてぇだな」 ――あ、あ、あ、ああ…… 大変なことをしてしまった。 そう悔いるように涙を見せる飛刀に、志々雄は無情な言葉を浴びせた。 ウソップを、傷つけてしまった。 ウソップだけではない。 キン肉マンも、たけしも、剣心も、乾も、みんな、飛刀の刀身がやったことだ。 「まあいい。どんなに拒もうが、おまえは単なる俺の『獲物』だ。 どんなに泣き叫ぼうが、使い手に対する拒否権なんてものは存在しねぇのさ。 ――ラーメンマンの時もそうだったようにな」 ああ、そうだ。 あの時も、自分は大変なことをしてしまった。 ラーメンマン……忘れていたはずのかつての持ち手を思い出し、飛刀はまた、涙を流した。 後編
https://w.atwiki.jp/jcbr/pages/276.html
0394:キン肉マンVS志々雄真実 【エキシビジョンマッチ~ラーメンマンVS志々雄~】 時は遡り、約半日前。 「私の、答えは……これだ!」 あの時、ラーメンマンは志々雄の誘いに対して拒否を示した。 正義超人として、悪である志々雄に徹底抗戦の意思を貫いたのだ。 「百戦百勝脚!」 歩み寄りながら、志々雄に蹴り技を仕掛けるラーメンマン。 しかし志々雄はそれを苦もなく避けて見せ、微笑を作った。 まるで、ラーメンマンがこの選択をすることを予期していたかのように。 「烈火太陽脚!」 「回転龍尾脚!!」 「飛翔龍尾脚!!!」 ラーメンマンはしきりに技を繰り出すが、そのどれもが志々雄にとっては児戯に等しかった。 数々の蹴りは掠りもせず、ラーメンマンの疲労は蓄積されるばかり。 ――駄目だぁ旦那。どんどん技のキレが落ちてきちまってるよ。 「……分かっているさ飛刀。だが……!!」 ラーメンマンは、自分の力が衰えていることを承知の上で、尚も志々雄を攻め立てる。 何が彼をそうさせるのか。 もう理解している。 正義超人の持つ、信念だ。 (例えここで力尽きようとも、きっと仲間の超人がこの男を倒してくれる。 だから――私は少しでも、この男を倒すために尽力するのみ!) 飛刀は、ラーメンマンを『馬鹿』だと思った。 知恵は兼ね備えているが、考え方が意固地すぎる。 ラーメンマンが信頼する友――キン肉マン、バッファローマン、ウォーズマンとは、それほどの男達なのか。 「――最後の勝負だ! いくぞ志々雄!!!」 「おもしれぇ。受けて立つぜラーメンマン」 ラーメンマンは最後の力を振り絞り、志々雄の背後に躍り出る。 そのまま股座に肩を差込み、両足を掴んで持ち上げ、跳んだ。 ラーメンマン最強のフェイバリット・ホールド『九龍城落地(ガウロンセンドロップ)』の体勢である。 ――いけぇーーーー旦那!! このままいっちまえぇぇぇ!!! 「おうさ! 飛刀!!」 これが決まれば、ラーメンマンが勝利を掴む。 超人レスラーならともかく、ただの人間である志々雄にこの技を解くことは不可能。 絶対的な自信があった。ラーメンマンも、飛刀も。 しかし、ラーメンマンの高度が頂点にまで昇りつめたその瞬間、 「うっ」 ラーメンマンの身体が揺れた。 グラつき、体勢が崩れる。 (馬鹿な……私の限界は、もうここまで……) 力尽きた。 趙公明戦のダメージを推してここまで来た利子が、今になって襲ってきたのだ。 地に落ちたラーメンマンは、その後一歩も動けなくなってしまった。 体力が切れたのも原因の一つだが、何よりもまず、体勢が崩れた際に受けたダメージが甚大だった。 志々雄が隠し持っていた、『衝撃貝』による攻撃。 ここぞというところで食らわされた衝撃に、ラーメンマンは成す術もなく崩れ去る。 「じゃあな、ラーメンマン。この刀は貰って行くぜ」 ――旦那! 旦那!! 旦那ァァァァァ!!! ラーメンマンと飛刀。 あまりにも残酷で、無情な別れの瞬間だった。 その後ラーメンマンはなんとか意識を取り戻し、最後の力を振り絞って友にメッセージを残した。 もしあの時、飛刀がもっと強く撤退を勧めていたら。 もっと分かりやすく、趙公明の危険性を説明していたら。 ラーメンマンは、死ななかったのだろうか。 【ファイナルラウンド~決着~】 (無理だ……あんな残虐非道な悪魔に、わたしが勝てるわけがない) ――また泣き言か? キン肉マン。 (だって仕方がないだろう……あの男は私の親友だったラーメンマンを殺したほどの実力者なんだぞ) ――君はラーメンマンよりも強かったではないか。 (確かに、私はラーメンマンと戦い、勝利したことがある。だがあの男は別格だ……誰も、誰も勝てやしないんだ~ッ) ――屁のツッパリはいらんですよ! (……へ?) ――これはおまえの台詞だったろう、キン肉マン。 (お、おまえは…………ラーメンマン!) 血の臭い漂う汽車の中、倒れ落ちたキン肉マンは、友の幻影を見た。 強大な敵に立ち向かう自分を鼓舞しに来たのか。 それとも、情けない自分を叱咤しに来たのか。 どちらにせよ、合わせる顔がない。 キン肉マンはもう、立ち上がれない。 ――自力で立ち上がれないってんなら、俺達がいくらでも手を貸してやる。 (ば、バッファローマン……おまえまで…………) キン肉マンの左手を、いつ現れたのか、バッファローマンが握っていた。 ――我らはいつでも共にある。友がピンチなら、いつでも駆けつける。それが正義超人の友情というものだろう。 右手を、ラーメンマンが握る。 友情の握手(シェークハンド)で繋がれた三人の超人。 この絆があったから、ここまで来れた。 この絆がなかったら、ここまで来れなかった。 友情パワーがあるから、正義超人は強いんだ。 (立ち上がれ、キン肉マン! おまえの力はまだこんなものじゃないだろう!!) (私が成し遂げられなかった悲願を、叶えてくれキン肉マン!!) 「――おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」 キン肉マンが、燃え上がった。 その瞬間、飛刀は三つの幻影を見た。 一つは、立ち上がったキン肉マンを囲うように燃え広がった、炎の幻影。 一つは、キン肉マンの左手を握る牛角の巨人の幻影。 そしてもう一つは、 ――…………嘘だろ 見慣れた、懐かしい、 ――旦那……旦那ァ…… 額に『中』の一文字を記す、拳法着の超人、 ラーメンマンの幻影が、キン肉マンの右手を掴んでこちらを見ていた。 おそらく、それを見たのは飛刀だけだったろう。 志々雄は、尚も交戦の意思を示してくるキン肉マンに「ふん」と鼻を鳴らし、再び飛刀を構えて迎撃に出るだけだった。 「志々雄……わたしはもう逃げはしない。今度こそ、貴様を倒す」 沸騰しているような熱気を帯びるキン肉マンは、さっきとはまるで別人のようだった。 これが、ラーメンマンが信頼し、後を託した『友』。 ――(ああ、これなんだな。正義超人の『友情』ってのは……) 「うおおおおおおおおおお!!」 気合一声、キン肉マンが突っ込んだ。 もう幾度となく繰り返されているパターンに飽き飽きしつつも、志々雄は片手平刺突の体勢に移る。 飛刀に拒否の兆候は見られない。とうとう諦めたか。 何にせよ、今度こそこれで片がつく。 今までで最高の速度を乗せた剣を突き出し、一直線にキン肉マンを襲う。 「肉のカーテン!!」 「――ッ!?」 突き出された飛刀は、キン肉マンの両腕によって挟まれた。 分厚い筋肉の着いた両腕による、真剣白刃取りである。 (なっ……!? う、動かねぇ……) 切っ先がキン肉マンの身体に触れるより前に剣撃を止められてしまったため、志々雄の攻撃は不発に終わった。 それどころか武器を取られ、硬直状態へと誘われる結果に。 志々雄は、肉のカーテンからなんとか飛刀を抜き取ろうとするが、キン肉マンの怪力がそうはさせない。 元より、戦うために神から超パワーを授かった超人と、ただの人間では強度が違いすぎる。 「火事場の……」 肉のカーテンによる挟み込みが、いっそう強固になった。 捕らわれた獲物、飛刀の刀身を捻じ曲げるのではないかと思うほどの圧力。 だが、そんなものは関係ない。 ――やっちまえーーーー! キン肉マーーーーン!! 飛刀にとっては、ただただ『ラーメンマンの友達』が志々雄を圧倒してくれていることが嬉しかった。 「……クソ力ーーーー!!」 キン肉マンが豪快に叫び、挟み込んだ飛刀をそのままの形で投げ飛ばしてしまった。 天井をぶつかり地にバウンドし、車内の明後日の方向まで飛ばされた飛刀を見て、志々雄は初めて劣勢を感じた。 飛刀を握っていた手が痛む。獲物を無理やり引き剥がすほどのこのパワー。 本来の志々雄なら、単なる怪力相手に畏怖を示したりはしない。 この時劣勢を感じたのは、このキン肉マンという男に、パワー以上の『凄み』を感じたからだった。 「バッファローマン! わたしに力を貸してくれぇーーー!!」 獲物を失い隙の出来た志々雄に、キン肉マンがここ一番で勝負をかける。 左腕を大きく振りかぶり、志々雄の顔面目掛けて振るう。 激厚の筋肉によるラリアットは、まるで大木をそのまま振るわれたようで。 「がっ……!!」 威力に耐え切れず、汽車の遥か後方まで飛んでいく志々雄。 キン肉マンはそれを逃すまいと、執拗に攻め立てる。 「そりゃあ~! マウントパンチ!!」 倒れた志々雄に覆いかぶさり、身体をガッチリとホールド。 身動きが取れなくなったところを、上から一方的に殴りつける。 攻撃を受けている、というだけでも屈辱的なものを、さらにはこの体勢。 志々雄の怒りは頂点に達し、その怒りが超人にも匹敵するパワーを生み出した。 「調子に……乗ってんじゃねぇ!」 唯一フリーになっていた両腕を動かし、キン肉マンの拳撃の間を縫って、目潰しを食らわせてやった。 「ウギャァアアアアァ!!! め、目が~」 浅かったものの、効果は抜群だった。 本来なら相手が怯んだこの瞬間に攻守を逆転させたいところだが、生憎今はそんな余裕はない。 仕方なくキン肉マンから目線を外し、志々雄は一路後方、汽車の最後部目指して走り出した。 東へ進む列車を、逆送する形で西に逃げる志々雄。 キン肉マンもすぐにそれを追うが、足の速度では志々雄に若干の分があった。 やがて、最後部車両まで到達した志々雄は、そこで足を止めた。 飛刀を失った今、頼れる武器は諸刃の効果を持つ宝貝『青雲剣』のみ。 戦況の悪さは誰が見ても明白だった。 懐から純白に輝く羽を取り出し、見つめる。 緊急脱出用に残しておいた、『キメラの翼』。 これを使えば、汽車内からの撤退も容易だろう。 どうする――逃げるか――戦うか―― (逃げる?) 考えてから、違和感を感じた。 逃走、撤退、退却、どう言葉を組み替えても、戦闘中の離脱には違いない。 分が悪いから逃げる。戦略的なことだ。ここで無理をする必要はない。利口な人間なら、これを使うことを選ぶ。 (――――あばよ、キン肉マン) 思考を止め、志々雄がキメラの翼を放り投げようと、 「――待てぇぇ!! 逃げるつもりか志々雄ぉぉぉ!!!」 した時だった。 (逃げる……ねぇ) キン肉マンの声が耳に響き、思いとどまった。 戦って、劣勢になってきたから逃げる。 これは本当に、戦略的撤退と呼べるのだろうか。 違う。これは違う。これでは単なる―― 「志々雄ぉ!」 ――弱者の取る行為ではないか。 志々雄が突っ立つ最後部車両に、キン肉マンが追いついた。 息を切らしながら、志々雄と対面する。 共に満身創痍といった状態の両者。一瞬の硬直が生まれた。 キン肉マンの瞳を眺めながら、志々雄は再度考える。 その上で、質問をしてみる。 「……なぁ、キン肉マン。おまえは、何があっても絶対に貫くっていう『信念』を何か持ってるか?」 「な、なに?」 突然の質問に、頭を捻るキン肉マン。 一体どのような意味を込めているのだろうか。 「な、なんじゃい信念って」 「なんでもいい。てめぇが絶対に信じて疑わない事柄ってやつさ」 「し、信じて疑わないもの……それなら友情だァ! 正義超人の友情は、何者にも劣らない絶対的なもの! この友情があるから、わたしはここまで来れたんだ!」 ――そうだ。今まで経験してきた数々の戦いを思い出せ。 超人オリンピック、超人タッグトーナメント、キン肉星王位争奪サバイバル・マッチ、どれも仲間の超人達との友情があったから勝利できた戦いだ。 この志々雄戦も、バッファローマンとラーメンマンが支えてくれた。 だからこそ、絶対に勝たなければならない。 「そうかい。なら、今度は俺の信念ってやつを教えてやるよ」 志々雄は、握り締めたキメラの翼をその場に捨て、代わりに一本の刀を取り出した。 「俺の信念は、『弱肉強食』。弱き者は死に、強き者が生き残る。俺が目指したのは――そんな国だ」 志々雄の瞳に、消えかけていた炎が蘇ってくるようだった。 信じれば裏切られる。油断すれば殺される。殺される前に殺れ。 彼が掲げる信念、『弱肉強食』が、キメラの翼による逃走を許さない。 もしここで負けて死ぬというのなら――それは、志々雄がキン肉マンより弱かっただけのこと。 あれだけ政府を弱いと貶し、人斬りをやめた先輩に失望した自分が――こんな甘ちゃんに負けるわけにはいかない。 「最後の決着といこうぜ、キン肉マン」 「おう! 望むところだ!!!」 ぽっぽ~、と丁度よく汽笛が鳴った。 名古屋駅はもう間もなくだろうか。 どちらにせよ、決着は、もうすぐ着く。 「「勝負!」」 両者、一斉に飛び出した。 志々雄は依然、平刺突の構え。 だが前回までのような待ちの体勢ではなく、自ら踏み込んでの超速の太刀。 対してキン肉マンは、何も考えがないのか、肩からぶつかるただのタックル。 勝負の行く末は見え見えのようにも思えたが、その突進力だけは目を見張るものがあった。 志々雄の剣が、一足先にキン肉マンの身体に到達した。 青雲剣の効果も相成って、突きは三重の太刀筋を見せ、まるで螺旋の如く渦巻いて貫く。 さながらドリルを思わせるような剣撃も、相手がタックルのために姿勢を低くしていたからだろうか、急所を外れ、右肩に命中した。 (と、とまらねぇ――!?) 渾身の一撃も、キン肉マンの分厚い筋肉に阻まれ、決定打を与えられていない。 それどころか、右肩に突き刺さった剣は埋もれたようにビクともしなくなり、志々雄の連撃を困難にさせた。 そして、今度はキン肉マンの番―― 志々雄が平刺突を放った際の猛進力に逆らうことなく、敵の頭を左腕で捕獲。 同時に頭を敵の左肩下に潜り込ませ、右腕は敵を持ち上げるための支えとして用意。 両腕の絡みを強固にし、大地の巨木を引き抜く心構えで、敵の身体を高く差し上げる。 そして両内腿を押さえ、身体の自由を奪ってしまう。 ――準備は整った。が、ここでは狭い。 キン肉マンは志々雄を逆さに抱え上げたまま、再びダッシュ。 目指す先は、列車最後部。 「うおりゃあああああああああああああ!!!」 しかし、ここは既に最後部車両。 これより後ろに待っているものといえば、車内よりもって狭いデッキと――外界。 (こいつ――まさかぁ!?) 最後部車両を越え、デッキを越え、外へ、跳んだ。 志々雄を抱えたまま、汽車のスピードに逆らった逆走体勢から。 敵を抱え上げた状態から高く舞い上がり、稲妻の如き勢いで地に叩きつければ、 首、背骨、腰骨、左右の大腿骨の五箇所が粉砕される。 これぞキン肉族48の殺人技の一つ、五所蹂躙絡み。 「喰らえ志々雄ォォォォォーーー!!!」 またの名を…… 「 キ ン 肉 バ ス タ ー !!! 」 キン肉マンが見たのは、歪み拉げた、レールの敷かれた大地。 志々雄が見たのは、どこまでも青い青い、空。 「………………ぐはっ!!」 激走する汽車から飛び降り、そのまま直接地に叩きつけた、決死のキン肉バスター。 その衝撃といえば、いくら名うての超人であっても耐えることはできない。 キン肉マンのホールドが解かれ、志々雄の身体が崩れ落ちる。 意識は……既になかった。 「やった……やったぞ……」 満身創痍のキン肉マンの身体が、プルプルと震える。 歓喜に震えているのだ。志々雄を、友の仇を倒したという確かな充実感に、身を震わせずにはいられなかった。 「勝ったんだ……わたしは、ラーメンマンやたけしを殺した志々雄に、勝ったんだぁ~~~ッ!!!」 号泣し、キン肉マンはその場で咆哮を上げた。 雨がまだ降っていたが、もはやそんなものは関係ない。 今はただ、勝利が嬉しくて。 「やった! やった! やっグホッゲホゲホッ!?」 喜びのあまり小躍りしていたキン肉マンだったが、急にむせ返り、吐血してその場に倒れこんでしまった。 「う~む、さすがに汽車から飛び降りてのキン肉バスターは無理があったか……下は砂利道だし、せめてマットだったらなぁ」 決死で放ったキン肉バスターは、自らにもダメージを及ぼすほどの凄まじいものだった。 それに加え、技をかける際に受けた志々雄の突きによるダメージも大きい。 右肩には抉られたような風穴が開き、出血は甚大。 生きている方が不思議なくらいの、大ダメージだった。 「グムー。すぐにでも列車を追いたいが……これじゃあ動くこともかなわん。ていうか、なんだか眠くなってきたわい……」 キン肉マンがその場で力尽き、瞼を閉じかけた一方。 その姿を見つめる視線は、確かに見開いていた。 (時間は……どれくらい経過した? 14分……いや、もう15分経つか。……関係ねぇ。ここまできたら、もう) 意識は――まだある。 腕は――関節が痛むが、まだ動かせる。 脚は――やはり関節が痛むが、まだ動かせる。 まだだ。 まだ。まだ。まだ。まだ。まだ。まだ―― まだ。まだ。まだ。まだ。まだ。まだ―― まだ。まだ。まだ。まだ。まだ。まだ―― 執念が、志々雄真実を呼び起こす。 【ファイナルラウンド2~『友情』と『弱肉強食』~】 目の錯覚か――違う。 背後に聳え立つ狂気、熱気、殺気は、どれも本物。 本物の、志々雄真実のもの。 「あわわ……」 キン肉マンはその姿に怯えつつも、再び戦意を奮い立たせようとした。 だが無理だ。当に限界は超えている。 この男とて――限界は超えているはずなのに。 「な、に、を、驚、い、て、や、が、る」 そこに立つのは、炎の魔人。 全身を炎に焼かれ、その上で尚も君臨する、人型の化け物だった。 志々雄真実という男は、過去に全身を油で焼かれながらも、地獄の渕から生還した実績を持っている。 その時の後遺症として、戦闘活動時間が十五分――即ち限界を超えると、体温が臨界点まで上昇。 血液を蒸発し尽くす程の高熱を帯び、結果、人体発火を引き起こす。 この男、自身の人体発火を利用したのだ。 雨をものともしない大火災にまで進展した炎を纏い、志々雄は正に、業火の化身となった。 かといって、炎など鎧のように気軽に纏えるものではない。 今の志々雄の状態は、灼熱のマグマに全身を浸しているようなもの。 そんな状態で何故立っていられるのか。キン肉マンに剣気を向けられているのか。 理由は、なんだというのか。 「志々雄……おまえは、わたしが今まで戦ってきた悪魔将軍やネプチューンマン、 スーパーフェニックスなどの強豪超人に勝るとも劣らない素晴らしい実力者だったよ。とても人間とは思えん」 「そ、い、つ、は、光、栄、だ」 執念? 根性? 意地? ――どんな言葉でも説明がつかない。 一度、いや二度、地獄を味わったことのある志々雄だからこそ、この業火の中でも君臨していられるのかもしれない。 「これが本当の本当の本当に最後になる。もうほとんど力なんて残っちゃいないが……わたしは手を抜かんぞ」 「あ、た、り、ま、え、だ」 ファイティングポーズを取って見せるが、自分の巨体を覆い尽くすほどの猛炎に、キン肉マンはほぼ立ち尽くした状態だった。 しかし志々雄は、剣を振るう。 業火の中で、 灼熱を帯びた刃で、 青雲剣の効果を含めた、 三乗の太刀で、 最後の秘剣を。 「死、ね」 ―― 終 の 秘 剣 火 産 霊 神 ―― ――半壊した線路の脇、残されたのは、原型も分からぬほどに燃え上がった二つの焼死体。 その最後を見た者は誰もいない。その二人の勝負を見届けた者は誰もいない。 一時、地獄の業火がこの大地に召喚されたことを知る者は、誰も―― 【エピローグ1~大嘘つきは最後に虚勢を張る~】 キン肉マンと志々雄の決着が着いたほぼ同時刻。 名古屋へ向かう汽車内では、取り残された死に掛けの一人と一本の刀が、お互いを呼び合っていた。 「なあ、おまえ……飛刀って言ったか? あいつらは……キン肉マンと志々雄は、どこ行ったんだ?」 ――わかんねぇ。後ろの方へ走って行ったきり、帰ってこねぇ。 「そっか。キン肉マン……勝ったかな?」 ――当たり前さ! キン肉マンは、ラーメンの旦那があれだけ信頼していた『親友』だ! きっともうすぐ戻ってきて、あんたを治療してくれるさ! 「治療、ね……あのおっさんにそんな器用な真似できるとも思えねぇけど……そう信じたいぜ」 床に仰向けになって倒れるウソップの胸からは、大量の出血が確認できた。 他でもない、志々雄が飛刀を振るってできた傷が原因だ。 「痛ぇんだよなぁこれ……めっちゃくちゃ痛ぇんだよ」 ――見りゃ分かるさ。 「つーか、死にそうなんだけど」 ――それも、見りゃ分かる。 「じゃあ、助けてくれよ」 ――そりゃ無理だ。刀に傷の治療なんてできねぇよ。 いつしか、ウソップは泣いていた。 悲しみや悔しさから来るものではない。 純粋に、『痛み』から来る涙だった。 「いてぇ……いてぇよぉ……」 ――…… この時ウソップは、心から願った。 死にたくない。まだ死にたくない。この痛みから救ってくれるなら、なんでもする。 神様でも仏様でもパンツ一丁のレスラーでも包帯男でも喋る刀でもなんでもいいです。 頼むから、助けてください。死にたくないんです。お願いします。おでがいぢまずがらぁ……。 「死にたくねぇよぉ……チクショー! 死にたくでぇー!! じにだぐでべんだびょぉぉぉ!!!」 どこで何を間違えたんだ。 自分は、勇気を出して仲間を救おうとしただけなのに。 実力不相応のことをしたのがいけなかったのか、自業自得なのか。 ルフィならもっとうまくやれたのに。ゾロなら、ナミならサンジならチョッパーならロビンなら。 なんで、なんで自分だけこんな。 ――ウソップの旦那……。 ウソップの悲痛な雄叫びに、飛刀は何も言えなかった。 彼を傷つけたのは志々雄だとしても、その傷を作ったのは自分自身だ。 今も飛刀の刀身には、べったりとウソップの血がこびりついている。 罪の意識に苛まれながらも、単なる刀に過ぎない飛刀は、ウソップに何もしてやることが出来ない。 精々励ましの言葉を送ってやれるくらい。そんなもの、気休めにもならないのに。 「ぎげぇぇぇ!! 飛刀ぉぉぉ!!!」 ――!! 悲しみと後悔にくれる飛刀の前で、ウソップが突然奇声を上げた。 「俺の……偉大なる海賊、キャプテン・ウソップの最後の言葉だ! しかと聞いて、後世に伝えろォォォ!!!」 ――…………ああ! ウソップの意思に、飛刀はすぐ同調した。 「キャプテン・ウソップの生き様は、最後まで立派だった!」 ――キャプテン・ウソップの生き様は、最後まで立派だった! 「キャプテン・ウソップの死に様は、海の男らしい晴れ晴れした最後だった!」 ――キャプテン・ウソップの死に様は、海の男らしい晴れ晴れした最後だった! 「偉大なる英雄にして世界の海を制した大海賊……キャプテン・ウソップは!」 ――偉大なる英雄にして世界の海を制した大海賊……キャプテン・ウソップは! 外を流れる雨音にも、レールを走る激走音にも負けず、飛刀はウソップの言葉を復唱していく。 「 サイコーの、仲間思いだァァァァァゴハッッ!!? 」 ――サイコーの、仲間思……ウソップぅぅぅうっぅぅうぅぅぅぅぅぅうぅ!!! 派手に吐血し、ウソップはそこで力尽きた。 瞳から生気が消え、顔面が蒼白になっていく。 これが、男の死に様。 これが、ウソップという偉大なる海賊の死に様。 飛刀は決して視線を逸らさず、この男が最後を迎えるその時まで。 ――うっ、うっ、ぐぅ~~~~~~っぐ、じょぉおおおっぉぉぉ~~~~………… 泣きながら、見届けた。 【エピローグ2~さぁ行こう、みんなが待ってるあそこまで~】 「グムー。志々雄の奴め、最後の最後であんな大技を放ってくるとは……」 どことも知らない空の上を浮遊しながら、キン肉マンはしきりに唸っていた。 ふよふよと、実態のない状態で浮くその様は、まるで幽霊のようで。 実際、つい先ほど死んでしまったわけだから、『ようで』とは言えないわけだが。 それにしても、最後に受けた志々雄のあの技は、どの超人のフェイバリット・ホールドにも劣らない、素晴らしいものだった。 まさか人体発火をで巻き起こった炎を利用し、それを剣に纏わせて放つとは。 あの技の前にやられたというのであれば、ファイターとしても本望に思えた。 「だが勝敗はダブルノックアウト。引き分けじゃい。わたしは別に負けたわけじゃないからなぁ~、向こうに行っても文句言うなよラーメンマン」 自分が死んだことよりもまず、志々雄相手に素晴らしいファイトができたことが、清々しかった。 最初は、ラーメンマンやたけしを殺された恨みしか持っていなかったのに、今は不思議と晴れやかだ。 できることならもう一度、今度はリングの上で戦いたい。そう思えるほどに。 「おーい、待ってくれキン肉マーン」 「ん?」 呼ばれたので振り向いてみると、後ろからふよふよと漂う霊体が一つ。 まーた誰か死んだのか、とキン肉マンが足を止めた次の瞬間、その顔を見て仰天した。 「ゲェー! ウォ、ウォーズマン!?」 「よう。久しぶりだなキン肉マン」 半透明に見える霊体ながらも、重厚感の漂う黒のメタリックボディを持つあの肉体は、紛れもない正義超人のウォーズマンだった。 「お、おまえまで死んでしまったのか!?」 「ああ、たった今な」 「アホー! おまえまで死んでしまっては、あのゲーム内に正義超人が誰もいなくなってしまうではないか!」 「ああ、確かに正義超人は全滅してしまった。だが、心配はないさ」 「な、なぁにぃ?」 フフフと微笑むウォーズマンを、キン肉マンは訝しげに睨む。 正義超人がいなくなっては、誰が人間達を守るというのか。 志々雄を倒したとはいえ、あのゲーム内にはまだまだ凶悪な殺人者達が―― 「あのゲームに参加している人間達は、みんな強い心を持った奴らばかりだ。 俺たち正義超人が手を貸さなくても、きっと無事に生還してくれる。 中にはDIOのような頭の回る悪もいるが……奴はきっとケンシロウが倒すだろう」 自身ありげにウォーズマン・スマイルを浮かべる。 「でぃお? けんしろう? 誰のこと じゃそりゃ?」 「向こうに 着いたら話すさ キン肉マン 俺のやってきた 罪も 全部含めて」 二人の超人の身体が、どんどん薄くなっていく。 死んだ超人達は超人墓場に送られるというが、この二人が行き着く先もそうなのだろうか。 「 罪って 何やらかしたんじゃ おまえ 」 「 それは 向こうに ついてから 話す さ」 白く霞んでいく空に、晴天を見たような気がした。もうすぐ雨が晴れるのだろう。 道中ぶらり、今だけは使命も忘れて、気長に進む。 先に逝った二人の待つあの場所まで、超人同士、友達同士の雑談は続く―― 【エピローグ3~志々雄真実という男~】 蔓延る暗黒の空気、六月の湿気も寄せ付けぬ陰湿な空間、そこに詰まれた骸の山。 志々雄真実は、その頂上で目を覚ました。 「お目覚めですかな、志々雄様?」 「……………………方治か」 長い眠りから覚めた彼を出迎えたのは、数万にも及ぶ死者の軍勢。 十本刀、“百識”の方治を筆頭に、、同じく十本刀“盲剣”の宇水、 そして、志々雄の夜伽役であり愛人でもある駒形由美。 『友情』などというちっぽけな感情では括れない、志々雄真実の信頼できる仲間達である。 「随分長い間お眠りになっていたようですが、夢でも見ていらっしゃったのですか?」 「夢、ね…………そうだな。とても長い……夢を見ていた気がするぜ」 骸の山を降り、軍勢の中心に踊り出る志々雄。 全員の視線は志々雄に向き、隣には由美、背後には方治と宇水が付き従う。 「ねぇ志々雄様。そろそろ再開しましょうよ、『地獄の国盗り』」 「ああ……そうだな。もう、夢は覚めた。ここからが、俺の世界だ」 志々雄が歩を進めれば、由美が、方治が、宇水が、大勢の配下が後を辿る。 その先に何が待っていようとも。 その先に真の地獄が待ち構えていようとも。 突き進む。 それが、志々雄真実。 「さぁ、次は閻魔の首を取りに行くぞ! 『地獄の国盗り』は、こっからが本番だ!」 泡沫の夢から覚め、彼は地獄で活動を再会する。 ――大阪を出て、名古屋に向かう汽車の中で起きた、ちょっとした情事。 ――そんなちっぽけなエピソードも、この世界の掛け替えのない一部。 ――何が起ころうと、汽車は平穏に走り続ける。 ――本日の運行、滞りなく。 【大阪府~愛知県/2日目・午前】 ※ウソップの死体は名古屋行きの上り列車の中、キン肉マンと志々雄の焼死体は愛知県最西端の線路沿いに放置。 ※ウソップの荷物一式(スナイパーライフル残弾16→15発)、飛刀@封神演義、キメラの翼@ダイの大冒険、は列車内に放置。 ※キン肉マン、志々雄の荷物一式は炎により消滅。 青雲剣、衝撃貝、コルトローマンMKⅢ、ゴールドフェザー、シルバーフェザー、鉛星、は辛うじて原型を留めていますが、どれも焼け焦げてしまっています。 ※キン肉バスターの衝撃により、愛知県最西端の線路が一部破損されました。脱線の恐れがあります。 【キン肉スグル@キン肉マン 死亡確認】 【志々雄真実@るろうに剣心 死亡確認】 【ウソップ@ワンピース 死亡確認】 【残り32人】 時系列順で読む Back 3人の文殊・後編・七龍珠 Nex 善でも、悪でも 投下順で読む Back 3人の文殊・後編・七龍珠 Next 雪の陣~戦塵の彼方~ 388:関西十一人模様 キン肉スグル 死亡 388:関西十一人模様 ウソップ 死亡 388:関西十一人模様 志々雄真実 死亡
https://w.atwiki.jp/betujin/pages/65.html
i|! |!| i i| |i! | i| i! i l i| | i! .i l | il|| |i .|| 生きるのに不純な物が多すぎる! l l i|! |i |i || i _ _____}! i| l |_,i| || il_|lヘ.__||-=ミy,炎<ー=ミ/{>イ そんなものは要らない!俺はただ純粋に生きたいだけなんだ! ||fl |_i| .||i |!||\;;|l>爻 ̄ ̄ ̄,ゞ爻く. ヽ i i| /|lイ l i{ |||i. }!.! _ '||メイハ# (r'/ィ刈=-ヽ‘, 、 l l|' イ| l | l|! |||| i|!ィi´ヽ.!Yリ 7I\/、/' ノリヽ\.} }! i! /;;ll{ il.| l | lil ||||il|! ||i、 .! } ハ≧゙Y {! ´__ #' Ⅵノ 〈;;;;;||、jl.| l | l! .||lⅧノ||リ _ノ/ |√>-く∠<_ラヽ/圦___ __ ∧;;;||;弋、l |彳Ⅷ∧' ||_ノ!ノレ个r< .y'、\ヽ}//{ヘ㍉⌒)′ /=-ミ}. ∧ ヽ.!;;;;;;ヾ.|//`Y´ヽフ||rf彳}ヽ`くХy`<}<_/ヽ}# \ r<`ヽ }ハ/二ミ、 { ヽ ヽ;;;;;;; |ニニニニニイ!;;;;;/ ハ<`≧x_´イ/∨}/ ノイ⌒r‐、`ーr<´/\ヽリ ゝ、\ ゙\;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ ,′}> ≧<//∠=ヘ{ ノ、__} ∧ーく_ヽ ∠,ゝ‐、 ∧゙ヽ i ヽ ,' ̄ ̄ ̄ ̄/ノ 〃|ヽ--</ >‐、 /`ー人斗'\ 丁、/ヽ\} /'/i\`!、 `ー---- <// イ' |\__/、<へ . ..\ {―イ、厂|\ Υ ∨\_/イ. / / |\≧<ー―---//、 ,′ |ヽ (_,!ヘ# \i . . . . .ヘ弋~'/i ノ メ. |ヽ〈ヽ/≦r、 / {! \ヽ 、二ニ=- ´/⌒~トヘlゞ、ー'´/ } _ノ| . . . . .ヽ\寸 j!´// | | Yヾ`/、 } レヘゝ ト、ー-----</# / |\ \V/'/ノ´/ノ. . /. . . . } . .ヽ 〃/ 人..| V/二ソイ 元々は巨大シャドウから世界を救うために熱心に研究をしていたが、 色々なしがらみに疲れ、憤り、弱肉強食のシンプルな世界を志して太陽を掴もうとした 誠達の父親の友人で、シックスやティーアユと面識がある 世捨て人になっても消えないしがらみを嫌悪して、世界を打ち壊す戦いを続けた破綻者だが、 ペルソナ使いと知らなかった頃のやる夫やほむらを導く人格者な面もある
https://w.atwiki.jp/yashimax/pages/24.html
Rank: Arms: Map: Weapon: Time: Device: Monitor: Mouse: Keyboard: MousePad: Headphone: Others:
https://w.atwiki.jp/wandw/pages/63.html
炎
https://w.atwiki.jp/yaranaioheroine/pages/522.html
△ やらない夫は超能力にふりまわされるようです(完)(女) ←シグナム シに戻る 四条貴音→
https://w.atwiki.jp/yaranaioeleven/pages/126.html
;;;-‐‐‐‐‐‐-ァ-''-;;;;;;;;;;;;∠_二ニ゛\_'i, ,_,,-'‐! ゛ー-r=''''_ ヽ |;;;;;;; y‐''''´,,..-‐'--''") 、_  ̄''ヽ-,ノー,,,,,,,,,,,,,,---‐‐''''' ̄ ,,,,,,,,,,/;;; ,/´ ;;_;;;;,-‐" ,/ ̄゛'''''\_-‐''´ ,,,,-‐'''''''''"""",ノ;;;;レ";; ,/ ,r‐-,/‐--// / ̄,,r''´ _,,-'''´|;;;;;;;;;;;;;;;イ/;;; ((,,,,,,/// /゛ ,,,,-''" |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ∠,,>ミ‐‐'''')/,,,r--‐'' / | ─--- ,,,,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ー‐'''~ヾ、, _/ ヽ、;;;;;;;;;;;;;;;;;; ,r‐i'|ヽ|、 ヾ|、ヽ\ _,r'' \ 、;;;;;;;;;;;;; ,/ ∥゛i、 'ヽ ヾ、,,,r'''" ヾ / 'ヽ;;;;;;;;; |;;; ____i, ヽ、 \_∠,ii, ''-,, /; ' i,;;;;;; ,/;ヽゝ'ヽi -i, -''''=ニヾ‐'イノ | i; /; i,;;; ,/` ,/ 入 \\ー-‐''" i i, \ / ;;i, i、/ r゛ / !''\ \ ̄ ____,i i, \ / ;;;;i, i, ゝ' / 7‐- \ ヽ、 ,i ,,,___,,i, ヽ(__ ;;;;;;;i、 i, \ / ヾ─-,,,,,_ヽ、  ̄!/ | ノ ノ  ̄ ̄ ̄;;; i, i,, ヽヘ、\‐─一゛7‐-─ソ |/ く、; ;A、 i, ,,‐r‐-ヽ ー-‐'''" ,/ '''''''''''''''''''"" ,r''''" ;/ i i," |\ | \,,,,, r ,/ / / ̄ \ 'ヽ,, \ i i/ヽ--イ | ,/ ,/\, \ \ \ i i \ ,,/ / ヽ V| \ \i | ヽ ,r' / ''i | \ \ " / ●曲者小学校サッカー部DFだがスキルの所為で前半か後半にしか出れない。 【スキル】 ◆『炎を宿す者』・・・炎を宿す者は、短い時間しか燃え上がる事が出来ない ┣[自動発動] ┗[効果]前半戦か後半戦、どちらかにしか参加できない 更に、行動する度にGP10消費 ◆『狂気の炎』・・・戦いを求める炎は、命を削りながら燃え上がる ┣「自動発動」 ┗[効果]残りGP100になると全ての補正に+2、残りGP50だと+4になる 【必殺技】 ◆『壱の秘剣<焔霊>』・・・炎の刃で相手のボールを奪い取る ┣[消費GP:50/技/炎] ┗[効果]タックルに1D6、相手が氷属性の時、更に1D3
https://w.atwiki.jp/gensouiri/pages/1842.html
拝見させていただいたのですが、最初から高いクオリティで驚きました。 次回も楽しみにしています。 -- (aU) 2009-02-07 08 03 07 かなり高いレベルの画力。 一話みた限り、 志々雄はそのままな感じで、お空やさとりは奇麗で背景も上手い -- (名無しさん) 2009-02-07 12 45 04 その高いクオリティで毎時ランキングを一気に駆け上がった期待の新星。 投稿初日の伸びとしては幻想入りシリーズの中でもトップクラスかと思われる。 -- (名無しさん) 2009-02-07 19 04 29 るろ剣というネタの後押しをのぞいても、高レベルで安定した画力と展開は ランキング入りも納得。今後にとても期待してますー -- (名無しさん) 2009-02-08 12 22 35 志々雄が没したのは、明治。 (ちなみに大久保利通暗殺が明治11年(1878年))お空に核の力を与えた守矢の二柱が幻想郷に来たのは ごく最近のはず。(早苗は現代人である) つまり、時系列的に 志々雄は死後から百年以上の時を経て、 あそこに現れたことになる。 重箱の隅をつついているわけではなく、 このあたりを考えたうえで話をすすめるのか、 まったく無視して進行するのか、 よい意味で期待して今後を待っています。 -- (名無しさん) 2009-02-08 21 01 07 クオリティ高すぎる すごいっす -- (名無しさん) 2009-02-08 23 17 05 幻想入りでデイリー総合1位って初めて? 気になって見たら予想をはるかに超える高クオリティですごくwktkしました。 2話を楽しみに待ってます!! -- ( ) 2009-02-09 01 25 32 幻想入りの超期待の新作 でもランキング1位になったせいで幻想入りを知らなく 東方タグつけろとか言うアンチも出てきたのが残念なところ。 -- (名無しさん) 2009-02-09 13 28 47 http //ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BF%97%E3%80%85%E9%9B%84%E7%9C%9F%E5%AE%9F 殺伐していて、強くて耐久力が高く、人体発火で死んだキャラ 藤原妹紅の元ネタの一つかもな?と思ったんだ。 -- (名無しさん) 2009-02-09 17 56 01 想像の遥か上をいく完成度で良い意味で裏切られました 作者様もしっかりと外部対策をしてるようなので安心ですね ただ、このクオリティで完結までもっていけるかどうか少々心配です(労力的な意味で -- (名無しさん) 2009-02-09 18 11 43 弾幕出すくらいはっちゃけてもいいと思うけどね 死後って設定なんだし キャラの人格があんま変な方向にいかなきゃ ガチバトルでもなんでも気にせずやればいいと思うよ 幻想入りはそれくらいの崩壊は前提なところもあるし そもそも主人公の人格的に他のキャラと 絡みながら幻想郷巡りなんてのが想像し難いしw したとしてもどっかで殺伐した場面がないと逆におかしいくらい これだけ伸びちゃうと過敏に反応する奴も多く出そうだけど 作者さんがやりたいようにやればいいと思うよ -- (名無しさん) 2009-02-11 16 47 16 この感じだと2話期待できそうに無いなぁ・・・続いて欲しいけど -- (名無しさん) 2009-02-15 21 30 57 プレッシャーに負ける可能性もあるけど続いて欲しい一品。 これで終了でも良い思い出になるけど、続くなら一生着いて行きます。 次回作に超期待。 -- (名無しさん) 2009-02-22 03 41 37 再生数25万越えたのにこっちのコメントを少ないな… -- (名無しさん) 2009-03-22 21 08 01 コメントの流れとか怪しくなりそう。 プレッシャーとかあるかもですがむりはなさらず頑張ってください。 -- (名無しさん) 2009-03-23 23 24 47 体に気を付けながら更新を続けてください。 私は一生付いて行きます。 自身を持って、頑張ってください。 -- (名無しさん) 2009-05-01 18 32 00 30万再生おめww -- (名無しさん) 2009-05-06 18 56 47 二話みました。 相変わらずの高クオリティに全俺等が泣いた(感動という意味で この作者様のさとりとこいしは愛を感じます。 てか他のキャラもチラッと見えたけどなんてうまいんだ…… 話の作り方もとても丁寧でキャラクターの特徴をよく捕らえてると思います。 一、二話とも10分を超える出来であり、コメントが常に1000残るような配慮を感じられ改めて感服。 -- (名無しさん) 2009-05-10 12 13 07 クオリティたけーな、おい さとり:宇水 こいし:宗次郎 お空:いわんぼう 燐が出たら誰扱いされるだろwww -- (名無しさん) 2009-05-16 09 06 48 方治かな。裏で工作するタイプだし。 -- (名無しさん) 2009-08-05 01 50 44 再生数すげぇ・・・ -- (名無しさん) 2009-09-01 23 12 14 ようやく最新話がきた!!! 地上に出るまでにパルスィやら勇儀とかに出会うかな?wktk -- (名無しさん) 2009-09-16 16 52 29 画力、物語、キャラクター、いずれも尋常じゃないセンスと実力 応援してます -- (名無しさん) 2009-09-17 13 07 59 セミプロレベルかな、センスは感じるなぁ。うp主はまじめに向上心が高すぎるのか 自虐がすぎるのが心配。もうちょっと肩の力抜いたらもっといいの描けるのに。 -- (名無しさん) 2010-01-26 00 37 14 両作品のキャラの把握が半端無い。続きが楽しみすぎる・・・ -- (名無しさん) 2010-06-04 16 44 37 志々雄は妖怪とガチでやりあっても強いと思う もう遠慮なく「無限刃」を振るって欲しい!!!!!! -- (名無しさん) 2010-06-24 02 44 55 マジでおもしろいです 続きが楽しみすぎてもう… -- (KOMYNU) 2010-07-09 17 35 11 床ぁ……。 -- (名無しさん) 2011-03-03 20 23 06 これは興奮する!! 2年位なら余裕で待てる。 -- (telephone) 2012-01-11 01 20 50 まだまだ余裕 -- (名無しさん) 2012-08-15 21 50 40 希望は捨てない -- (うん) 2015-11-29 17 32 47